「日本画コレクション 自然へのまなざし—絵とこころ」BBプラザ美術館

「日本画コレクション 自然へのまなざし—絵とこころ」BBプラザ美術館

名称:「日本画コレクション 自然へのまなざし—絵とこころ」BBプラザ美術館
会期:2020/11/17(火) ~ 2021/02/07(日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・12/21~1/5
入館料:一般 400円 大学生以下無料 65歳以上の方半額
 ※11月28日(土)・11月29日(日)は関西文化の日として入館無料
主催:BBプラザ美術館・株式会社シマブンコーポレーション
住所:〒657-0845兵庫県神戸市灘区岩屋中町4-2-7 BBプラザ2F
TEL:078-802-9286
URL:BBプラザ美術館
  今日の日本画は、現代絵画としての前衛性と伝統的な絵画としての保守性を同時に期待されているといえます。戦後、若き日本画家たちは、新たな材料の開拓や伝統にとらわれない独自の表現を追求し、新しい日本画の創造に挑みました。多くの画家たちは、西洋絵画の造形表現や感覚的な特徴を摂取し、日本画絵具を用いて油彩画のように画面全体を塗りつぶすなど、造形的モダニズムの形成を試みています。
  本展では、新生日本画の創造を牽引してきた日本画家たちの道程を、人物画、風景画、花鳥画、新しき日本画と大別した当館の日本画コレクションにより辿ります。
  加えて、神戸在住の日本画家・西田眞人氏の協力を得て、岩絵具、膠、和紙や筆などを展示し、画材を通して日本画の根源を覗く機会ともいたします。
  神戸市出身の花森安治(1911~1978)は、兵庫県立第三神戸中学校(現・県立長田高等学校)を卒業後、旧制松江高等学校、東京帝国大学に学びました。在学中は『帝国大学新聞』の編集に熱中し、1938~39年、召集され満州で過ごします。病を得て帰国後は、大政翼賛会の仕事に従事しました。
 敗戦後の1945年秋、花森は大橋鎭子と出会い、翌年、大橋を社長とする衣裳研究所(現・暮しの手帖社)を設立、『スタイルブック』を刊行しました。1948年、『美しい暮しの手帖』(現・『暮しの手帖』)の初代編集長となり、あらゆる分野で手腕を発揮し、膨大な仕事を残しました。
  花森安治の業績を紹介する展覧会はたびたび開催され、特に集大成とも言うべき充実した展覧会が2017年に全国を巡回しました。
  神戸は、彼の出身地でありながら、花森関連の本格的な展示はまだ実施されたことがなく、このたび、彼が30年間にわたり描き続けた『暮しの手帖』の表紙画や、さまざまな誌面記事を、当館所蔵の神戸風景と併せて紹介します。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  2. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  3. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
ページ上部へ戻る