特別展 「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」山梨県立美術館

特別展 「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」山梨県立美術館

名称:特別展 「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」山梨県立美術館
開催期間:2021年2月11日(木・祝)~3月28日(日)
休館日:2月15日(月)・22日(月)、3月1日(月)・8日(月)・15日(月)・22日(月)
開館時間:午前9:00~午後5:00(入館は午後4:30まで)
住所:〒400-0065山梨県甲府市貢川1-4-27
TEL:055-228-3322
URL:山梨県立美術館
 イギリスのロンドン郊外にあるキューガーデンは、ユネスコ世界遺産にもなっている世界最大級の植物園です。本展ではキューガーデンのコレクションを中心に、美しい花々を描いた約100点のボタニカルアートを展示します。
 キューガーデンの歴史は18世紀に始まります。当時の大英帝国は貿易と植民地獲得によって繁栄を迎え、啓蒙思想の広がりや科学技術の向上を背景として、近代植物学が飛躍的に発展しました。そして世界各地の植物を調査するための研究センターとしてキューガーデンが大きな役割を果たすようになり、多くのボタニカルアートが生まれました。ボタニカルアートとは、植物を科学的な視点から描いたもので、植物研究とともに長い歴史を培うなかでその芸術性を見出され、人々に親しまれるようになりました。
 本展では18世紀から19世紀初頭に描かれたボタニカルアートを展示するほか、国王ジョージ3世の妃であり、この時代のキューガーデンの発展に寄与したシャーロット王妃(1744~1818)にスポットを当て、彼女が愛したウェッジウッドの「クイーンズウェア」を展示します。さらに、当時の建築や装飾における主流のデザインであったジョージアン様式の部屋を部分的に再現し、ボタニカルアートを愛した人々の暮らしぶりを紹介します。
 西洋において世界に対する視野が急激に拡張し、各分野で大転換が起こった時代に、先端性の一翼を担うとともに人々の暮らしを華やかに彩ったボタニカルアートの世界をぜひお楽しみください。

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