「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」東京国立博物館

「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」東京国立博物館

名称:「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」東京国立博物館
開催期間:2021年1月2日(土) ~ 2021年1月31日(日)
会場:本館 特別1室・特別2室
開館時間:9:30~17:00 
  ※ 1月2日(土)、8日(金)、9日(土)を除く金・土曜日は9:30~21:00
住所:〒110-8712東京都台東区上野公園13-9
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立博物館
 あけましておめでとうございます。令和3年は丑(うし)年です。牛は古くから人の生活を支えてきた身近な存在でした。本展にならぶ多彩な≪描写された牛の姿形≫には、そんな牛に対する人々のさまざま想いが反映されています。
 牛に聖性をみる古代インドの信仰は、東アジアにまで広がり、ときには神の乗り物や、仏教における悟りの象徴ともみなされました。このように≪牛にまつわる信仰史≫は多様ですが、その背景には、日常における≪牛と共同した暮らし≫がありました。力強く従順な牛は、重要な労働力として輸送や農耕に活躍していたのです。さらに平安時代には、貴族の乗り物「牛車」が登場します。華やかな≪牛車と王朝の様式美≫は、現代にいたるまで長く憧憬の対象となりました。
 なお本展のタイトルは、「牛に引かれて善光寺参り」という諺(ことわざ)を基にしたもの。「身近に起こった出来事に導かれて、思いがけない縁が結ばれること」の例えです。こんな状況だからこそ、展示作品との思いがけない出会いを通して、改めてトーハクと縁を結んでいただきたい。そんな想いが込められています。本展が、今後の新たな日常を支えていく、ささやかなきっかけとなれば幸いです。

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