「『日本少国民文庫』が灯(とも)したもの —若き編集者たちとの交流—」三鷹市山本有三記念館

「『日本少国民文庫』が灯(とも)したもの —若き編集者たちとの交流—」三鷹市山本有三記念館

名称:「『日本少国民文庫』が灯(とも)したもの —若き編集者たちとの交流—」三鷹市山本有三記念館
会期:2020年9月12日(土) ~ 2021年3月7日(日)
開館時間: 9:30~17:00
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、休日を除く翌日・翌々日が休館)
  年末年始(12/28~1/4)
  入館料 一般300円(20名以上の団体200円)
  年間パスポート料1,000円
  *年間パスポートの有効期限は、交付日から1年間です。同記念館の窓口にてお買い求めいただけます。
住所:〒181-0013東京都三鷹市下連雀2-12-27
TEL:0422-42-6233
URL:三鷹市山本有三記念館
 昭和10(1935)年、山本有三は、吉野源三郎、石井桃子、吉田甲子太郎ら若き編集者たちとともに、全十六巻からなる子ども向け教養叢書『日本少国民文庫』の刊行を開始しました。編集長を務めた吉野の回想によれば、この叢書は、当時、有三が長男に読ませるための良質な書物がないことに暗澹たる想いを抱き、企画されたものであると言います。
 言論・出版の自由が制限されつつあった時代の中で編集・刊行された書物でありながら、恩地孝四郎が手掛けた色鮮やかな装幀や、「人類の進歩」という共通のテーマによってまとめられた巻構成、各分野の第一人者からなる執筆陣等、極めて先駆的かつ良質な児童書に仕上がっています。
 本展では、時勢に流されることなく子どもたちの知識と感性を育もうとする良書として、現在に至るまで読み継がれている『日本少国民文庫』の魅力を、初版本等の資料とともに紹介し、同時代における本書の意義を探ります。

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