森山大道 写真展「衝撃的、たわむれ」東京工芸大学 写大ギャラリー

森山大道 写真展「衝撃的、たわむれ」東京工芸大学 写大ギャラリー

名称:森山大道 写真展「衝撃的、たわむれ」東京工芸大学 写大ギャラリー
開催期間:2021年3月22日(月) ~ 2021年5月31日(月)
休館日:日曜日
開館時間:(月〜金)10:00 ~ 18:00、(土)10:00 ~ 17:00
入場料:無料
会場:東京工芸大学 写大ギャラリー
展示作品:モノクロ写真作品 61点
主催:東京工芸大学 芸術学部
協力:森山大道写真財団、月曜社、マッチアンドカンパニー、株式会社テレビマンユニオン、株式会社ほぼ日
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F
TEL:03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 
URL:東京工芸大学 写大ギャラリー

 日本を代表する写真家として1960年代より活躍する森山大道。近年では、ニューヨーク、パリ、ロンドンなど、海外の美術館で大規模な展覧会が開催され、世界各地で写真集が出版されるなど、国際的な評価も高まっています。

東京工芸大学写大ギャラリーでは、1960年代から1970年代に制作された森山の初期の代表的な作品の貴重なヴィンテージ・プリントを約900点所蔵しています。所蔵作品には「にっぽん劇場写真帖」、写真集「狩人」、カメラ雑誌、個人誌「記録」などに発表されたもの、さらに未発表のプリントも含まれています。

今回の展示はそのなかから、同じカット(ネガ)からプリントされたもの、同じ被写体を撮影しながら別のカットからプリントされたもの、そのふたつに注目しました。それらのプリントの特徴は同じカットからのプリントであっても、トリミング、濃度、コントラスト、焼き込みなどが違い、イメージを大きく異にします。さらにはネガを裏焼き(左右反転)したものなどもあります。それらが多数存在します。

果たして、かつて森山はそれらをどんな思考の因にプリントしたのか。森山にとって暗室は「具体的かつ衝撃的な、〈まだ見ぬ世界〉との感応」(『写真との対話、そして写真から/写真へ』森山大道著・青弓社刊より)の場です。路上スナップとは別の、未知なるものと遭遇する重要な空間であり、聖域といえます。そこから生み出された作品は思索の軌跡といえるはずです。今回の展示はそれらを伺い知り、追体験することを目的とした実験的なものといえます。

なお、本展示開催にあわせ、『森山大道写真集成⑤1960-1982東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』 (月曜社)が発刊されます。写大ギャラリーに収蔵されているすべての森山作品と詳細な作品リストが掲載されます。

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