特別展「別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ」早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館

特別展「別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ」早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館

名称:特別展「別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ」早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館
会期:2021年5月17日(月)~8月6日(金)
開館時間:10:00~17:00
休館日:6月2日(水)、16日(水)、7月7日(水)、22日(木・祝)、23日(金・祝)
会場:早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
入館無料
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内
TEL:03-5286-1829
URL:早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館

本展では、日本の現代演劇に多大な影響を与え、昨年惜しまれつつ逝去した別役実氏が劇作家として地歩を固めるまでの軌跡を、新資料によってたどります。独特な文体とユーモアが天才の片鱗をうかがわせる小中学生時代の文集や多感な高校時代を想像させる詩集、演劇と出会った早稲田大学自由舞台時代の創作ノートなどをとおして、少年から大人へと変容し、やがて劇作家となってゆく別役氏のことばの遍歴を追いかけます。
本展が初披露となる豊富な新資料のなかでも特筆すべきは、幻の処女戯曲と言われてきた「ホクロ・ソーセーヂ」の自筆原稿と、初期の傑作『象』の元になった散文「アカイツキ」です。これらの資料は、まさに劇作家・別役実誕生の瞬間を私たちに追体験させてくれるでしょう。
別役氏は、常に犯罪や社会問題の背後にある不可視の構造を洞察し、社会の片隅でひっそりと生きる声なき者たちに耳を傾けてきました。コロナ禍を予言したかのような『街と飛行船』を70年代初頭に書いた別役氏の声に、私たちも耳を澄ませてみたいと思います。

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