HAKKAKE展示「古墳時代のツボ」十日町市博物館

HAKKAKE展示「古墳時代のツボ」十日町市博物館

名称:HAKKAKE展示「古墳時代のツボ」十日町市博物館
開催期間:令和3年6月9日(水)~8月2日(月)
会場:十日町市市民交流センター 分じろう HAKKAKE(文化歴史コーナー)
 (新潟県十日町市本町2丁目226-1)
住所:〒948-0072新潟県十日町市西本町一丁目448番地9
TEL:025-757-5531
URL:十日町市博物館

HAKKAKEの第26回の展示物は、古墳時代前期(3世紀後半~4世紀前半頃)に作られた壺です。
この壺は、水沢の新宮にある柳木田(やなぎだ)遺跡で発掘された「二重口縁壺」で、当時の普通の壺である「直口壺」とは少し違いがあります。口の下のところに段がついているのです。
古墳時代前期といえば、前方後円墳が盛んに作られた時期に相当し、近畿に中央政権が成立して列島の各地に政治・経済・宗教的影響を及ぼし始めた時期です。二重口縁壺は大阪に多く見られることが知られ、九州南部から東北地方まで広がりがあります。しかも互いによく似ています。近畿からの影響が十日町盆地にある一集落にまで及んでいたことに驚かされます。
ちょっとした違いにしか見えないところにも、権力が「地方」の隅々にまでいきわたっていく時代の相が表れているのです。是非ご覧ください。

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