「奥谷博 無窮へ」高知県立美術館

「奥谷博 無窮へ」高知県立美術館

名称:「奥谷博 無窮へ」高知県立美術館
会期:2021年11月03日[水] – 2022年01月16日[日]
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
住所:〒781-8123高知県高知市高須353-2
TEL:088-866-8000
URL:高知県立美術館

奥谷博《虎と蜘蛛》2003年、個人蔵
奥谷博《虎と蜘蛛》2003年、個人蔵
奥谷博《銀の鈴》2019年、個人蔵
奥谷博《銀の鈴》2019年、個人蔵
奥谷博《底力》2021年、個人蔵
奥谷博《底力》2021年、個人蔵

本展は、高知県宿毛市出身の洋画家・奥谷博(1934~)の大規模回顧展です。奥谷は55年に東京芸術大学美術学部油画科に進学し、63年に同大学専攻科(油画)を修了。その後母校の助手となり壁画研究室の講義を担当するなかで、それまでの絵具を極端に厚塗りして描く作風から一転、透明色の効果を活かした薄塗りの技法を用いるようになりました。67年には第1回文部省芸術家在外研修員として渡欧、以降数度にわたる海外研修を経て、緊密な構成力をもって鮮烈な色彩を画面内で対比させる独自の画風を確立します。高知における14年ぶりの大規模回顧展となる本展では、その長きにわたる画業を学術的な観点から紹介し、奥谷芸術を総覧します。

◆ 奥谷博(おくたにひろし)
1934年、高知県宿毛市生まれ。神奈川県在住。55年、東京藝術大学美術学部油画科に入学し、63年に同大学専攻科を修了。66年、独立美術協会会員となり、同会を中心に個展やグループ展で作品を発表。67年には第1回文部省芸術家在外研修員として渡欧。芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞など数々の賞を受賞。2001年、東京藝術大学美術学部客員教授となる。07年には日本人画家として初めてパリ・ユネスコ本部にて世界遺産をテーマとした個展を開催。同年、文化功労者ならびに宿毛市名誉市民となる。17年に文化勲章を受章。18年、文化庁創立50周年記念表彰、高知県名誉県民となる。19年、中土佐町名誉町民。

「奥谷博 無窮へ」高知県立美術館
奥谷博《画家と鴉》1974年 高知県立美術館蔵

関連イベント[要事前申込]

1. 開展記念講演会
式典の後、奥谷博氏による記念講演会を開催します。

日時:11月3日(水・祝)10:00~11:30 ※開場は9:30-
場所:高知県立美術館ホール
定員:200名、入場無料
申込方法:参加をご希望の方は、10月29日(金)までにお電話(088-866-8000)にてお申し込みください。

2. ティーチャーズ・ウィーク
期間中、高知県内の教職員の方(図工や美術以外も含む)は本展およびコレクション展を無料でご観覧いただけます。希望者には学校での美術館利用についてのご相談も受け付けています。

日時:11月16日(火)-23日(火・祝)
申込方法:11月12日(金)までにお電話(088-866-8000)にてお申し込みください。

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