「𫝆井政之展―自ずから然らしむ」東広島市立美術館

「𫝆井政之展―自ずから然らしむ」東広島市立美術館

名称:「𫝆井政之展―自ずから然らしむ」東広島市立美術館
会期:令和3(2021)年10月15日(金曜日)~11月28日(日曜日)
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
  ※10月15日(金曜日)は10:00開館/10月29日(金曜日)、11月26日(金曜日)は19:00まで開館
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場:東広島市立美術館 2階展示室、3階展示室
観覧料:一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
  *学生証をご提示ください/20名以上団体2割引き/後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けられている方は、無料でご観覧いただけますので、受付で各手帳等をご提示下さい。(スマートフォンアプリ「ミライロID」も利用可能)
  ※11月3日(水・祝)は無料開館
主催:東広島市立美術館、中国新聞社
後援:広島県、広島県教育委員会、竹原市、竹原市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、(株)広島リビング新聞社、プレスネット、KAMONケーブル、たけはらケーブルネットワーク、FM東広島89. 7MHz、尾道エフエム放送
住所:〒739-0015広島県東広島市西条栄町9-1
TEL:082-430-7117
URL:東広島市立美術館

2018年に広島ゆかりの陶芸家として初となる文化勲章受章者となった𫝆井政之(1930-)は、土という素材の魅力を最大限に引き出しながら、身近にある自然や素材を作品に取り入れた新たな表現へと果敢に挑んできました。
竹原市に窯を構え、在住地の京都と往復しながら制作を続ける𫝆井は、強度のある東広島市西条の陶土を好み、制作にしばしば使用しています。
1983年には東広島市立美術館旧館(八本松町)で公立美術館初となる個展を開催しました。当館で38年ぶりの個展開催となる本展では、これまでほとんど公開されてこなかった初期作品をはじめ、オリジナル技法である苔泥彩たいでいさいや面象嵌めんぞうがん、近年新たに挑戦している白砂瓷はくさじまで作家の作陶人生を作品や資料を交えて紹介するとともに、使用している素材や生命感豊かなモチーフなど身近な自然や暮らしとの関りに焦点を当てながら、作家が長年培ってきた独自の美意識に迫ります。

展示内容

様式の変遷
京都移住後の初期作品をはじめ、生々しい土の造形が特徴のレリーフが施された作品や、苔の美しさに魅せられ生まれた苔泥彩たいでいさい、代表技法である面象嵌めんぞうがん、白濁した釉薬に象嵌を出現させる象嵌志野、近年新たに挑んでいる半磁器象嵌の白砂瓷はくさじまで、𫝆井政之が研究を繰り返しながら新たな表現へと挑んできたこれまでの歩みを追います。

自然から生まれる
作家は東広島市西条の陶土をはじめ、制作拠点の竹原で採れる海水や塩、灰など身近な素材を制作に取り入れています。一方で、𫝆井の作陶の出発点である備前の土や滞在制作を行った地域の土など、各地の土を用いた作品が存在します。本章では身近に存在するものや、人為的な意図を超えた自然の影響から、独自の景色が生み出される陶芸について、作家が身を置く環境を辿りながら、自然や暮らしとの関りについて焦点をあてます。

いきるカタチ
幼少期を過ごし、現在も制作拠点とする瀬戸内で採れる海の魚や、身近に生息する草花、旅先で出会った生き物など、作家が実際に見た―あるいは口にした―動植物を丁寧にスケッチすることで図案として作品に施し、その生き生きとした表情や姿を見事に再現しています。𫝆井政之の作品は、絵がより活きる造形とするため、モチーフに相応しい器のかたちを採用することが特徴の一つです。制作のためにつくられた図案や下図、スケッチなどの資料を交えながら制作過程を紹介するとともに、作家の卓越した観察眼と生命感溢れる造形表現に迫ります。
美へのまなざし
「竹原豊山窯」には二つの茶室が存在します。そのうちの一つ「松聲軒しょうせいけん」は三井家から移築された大正時代の茶室です。もう一方の「柳慶亭りゅうけいてい」は岡山藩池田家筆頭家老で「虫明焼」中興の祖である大茶人伊木三猿斎(忠澄)由来の茶室「扇の間」を移築したものです。「柳慶亭」の室内には裏千家15代家元鵬雲斎による窯銘書が床の間にあり、移築前から現地で使用されていた襖には𫝆井が制作した引手を装飾しています。茶室の装飾等を中心に、茶人など文化人との交流を示しながら、作家が長年培ってきた独自の美意識に迫ります。

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