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さすらいの画家 斎藤真一 ~赫に秘めた想い~
会場:秋田県立美術館
〒010-0001秋田県秋田市中通1-4-2
TEL:018-853-8686
会期:2016年9月8日(木)-2016年11月6日(日)
斎藤真一 ~赫に秘めた想い~秋田県立美術館
1959年から1年間、フランスに留学した斎藤真一は、ヨーロッパを彷徨しながら、その街角や人の暮らしに、自らの遠く懐かしい記憶を見出そうとしました。パリでは、若い頃から憧れていた藤田嗣治のアトリエを訪れ、親しく言葉を交わし、「帰ったら秋田や東北がよいから一生懸命描きなさい」と勧められます。帰国後の斎藤は、その勧めどおり東北へと旅立ち、そこで盲目の女性旅芸人、瞽女の存在を知ることになります。その後、旅に明け暮れた越後瞽女の足跡を辿りながら、瞽女たちの喜びや孤独、哀感を描き続けました。瞽女の悲しみ、ひいては人間の根源的な悲しみを表現した「赫」は、人々の心を捉え、高く評価されています。
斎藤は、絵筆をとるかたわら文筆家としての才能を発揮し、越後瞽女についての随筆や吉原の遊女の小説は、映画や舞台などで上映されました。
本展では、瞽女や吉原、さすらいをテーマにした作品に斎藤の言葉を添えて、果てしない孤独が滲む画面と画家の寂寥の想いが響き合う世界を展観します。 |
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