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三岸節子 永遠に咲く花-一宮市三岸節子記念美術館

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発表 2017-4-24 20:36:16 | 全階表示 |閲覧モード
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三岸節子 永遠に咲く花
会場:
一宮市三岸節子記念美術館
〒494-0007愛知県一宮市小信中島郷南3147-1
TEL:0586-63-2892
会期:2017年04月04日~2017年06月25日

三岸節子 永遠に咲く花-一宮市三岸節子記念美術館

三岸節子 永遠に咲く花-一宮市三岸節子記念美術館

三岸節子は、生涯にわたって花をモチーフとした作品を多く描きました。節子独自の花の作品へと昇華されていく過程を中心にその画業全体をご紹介します。
観覧料:一般320円 高大学生210円 小中学生110円
※一宮市内の小・中学生は無料。
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 スレ主| 発表 2017-4-24 20:40:49 | 全階表示
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静物画の中の花 1930年代から50年代にかけて、室内画、静物画に取り組む中で、そのモチーフのひとつに花や ...

静物画の中の花 1930年代から50年代にかけて、室内画、静物画に取り組む中で、そのモチーフのひとつに花や ...

静物画の中の花
1930年代から50年代にかけて、室内画、静物画に取り組む中で、そのモチーフのひとつに花や壺などが登場します。初期の静物画に見られる花は、デフォルメされた形態の中にも花弁や茎などが、生き生きとしたタッチで描きこまれており、花一輪ずつの形や花の各部位にも作家の関心があることを伝えています。「花」(1950年代)(№10)等に見られる色面分割された背景からは、写実性よりも画面全体のリズムを重視する後の抽象絵画への萌芽を見て取ることができます。
  

静物画家から風景画家へ  1968(昭和43)年、63歳で再渡仏を果たした節子は、それまでの静物画家としての ...

静物画家から風景画家へ  1968(昭和43)年、63歳で再渡仏を果たした節子は、それまでの静物画家としての ...

静物画家から風景画家へ
 1968(昭和43)年、63歳で再渡仏を果たした節子は、それまでの静物画家としての視線を一変させ、ヨーロッパの風景から得た印象をもとに、感じるままに自由に描く風景画に没頭しました。それと同時に、欧州の各地で出会った花や、アトリエを構えた南仏カーニュやブルゴーニュ地方のヴェロン村で机上に飾った花々を描き続けました。印象を重んじて描く風景画と同様に節子の花は、時代を追うごとに次第に輪郭線を失って抽象化し、ひとつの色彩をもった量塊(マッス)として表現されていくようになります。このことについて、節子は以下のような言葉を残しています。
 「長い間描き続けてきて、私の花は薔薇だとか百合だとかの花から離れて自分自身の花となっている。これは何の花ですかと訊かれても答えようもない。私の花の世界の花である。」(注1)この言葉から、自身の抽象世界の深化とともに、花もまた作家と一体となって昇華していく様子がうかがえます。

節子にとっての花  「ただ、美しい花を、あるがままにうつしとるのでは、花のもつ不思議さも、生命も、画 ...

節子にとっての花  「ただ、美しい花を、あるがままにうつしとるのでは、花のもつ不思議さも、生命も、画 ...

節子にとっての花
 「ただ、美しい花を、あるがままにうつしとるのでは、花のもつ不思議さも、生命も、画面に見出すことは困難でしょう。いかほど迫真の技術を駆使しえても、ほんものの、一茎の花に劣りましょう。私の描きたいと念願するところの花は、私じしんの見た、感じた、表現した、私の分身の花です。この花に永遠を封じこめたいのです。」(注2)と語り、生涯にわたって花を描き続けた節子。自らも庭に花を育て、肥料をほどこし、丹念に除草をして回ったといいます。節子にとって花は、愛情の対象であり、また芸術のインスピレーションを受ける題材として、終生無くてはならないもののひとつでした。

節子自身の桜を描く  亡くなる1年前、93歳のときに描かれた100号の大作「さいたさいたさくらがさいた」( ...

節子自身の桜を描く  亡くなる1年前、93歳のときに描かれた100号の大作「さいたさいたさくらがさいた」( ...

節子自身の桜を描く
 亡くなる1年前、93歳のときに描かれた100号の大作「さいたさいたさくらがさいた」(№24)は、節子の画業の集大成ともいえる作品です。すでに絵具を溶いて塗りこめる力はなく、幾重にも薄い絵具を塗り重ねた上から油がしたたり、キャンバスとの格闘の痕跡とも言える独特のマチエールが生み出されました。神奈川県大磯のアトリエの裏庭にあった老木の八重桜や枝垂れ桜、山桜を中心に、それまでヨーロッパや日本各地で取材をした何種類もの桜を融合し、まるで生き物のように広がって渦巻く大きな桜の姿を描き出しました。「生命に執着し、執念を燃やす怖さが描けなければ、本当の桜を描いたことになりません。今の私なら描くことができます。美しさと怖さを」(注3)と語った節子最晩年の桜が、ここに永遠に咲き誇っています。
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