中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館-旧第七師団偕行社-旭川市-北海道

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館-旧第七師団偕行社-旭川市-北海道

利用案内
開館日時:午前8時45分から午後5時15分まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)・12月30日から1月4日までを除く
住所:〒070-0875 旭川市春光5条7丁目
TEL:0166-46-6277・FAX:0166-46-6288
URL:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
 当美術館は日本の彫刻史に偉大な足跡を残した旭川ゆかりの彫刻家・中原悌二郎を記念した彫刻専門の美術館です。中原悌二郎の現存する12作品をはじめ、彼に多大な影響を与えたロダンや荻原守衛などの作品を展示しています。なかでも旭川市が1970(昭和45)年に創設した中原悌二郎賞受賞作品は日本の現代彫刻の流れを通観できる優れたコレクションとなっています。
 当美術館の建物は、1902(明治35)年に旧日本帝国陸軍第七師団将校の修養研鑚と団結を目的とした偕行社として建設され、師団関係者の会議や講演会、結婚披露宴など各種会合のほか迎賓館として使用されました。
 往時には軍関係の要人や皇族の方々をはじめ、1911(明治44)年に皇太子として後の大正天皇の行啓を仰ぎ、昭和天皇におかれましては摂政の宮として1922(大正11)年の行啓に続き1936(昭和11)年に行幸賜りました。当時の名残の御寝室ならびに御座所として使用した部屋の見学も可能です。1968(昭和43)年に修復工事を行い、旭川市郷土博物館として使用された後、彫刻美術館として1994(平成6)年より利用されています。
 建築様式は北海道の開拓期に代表される建築物共通のコロニアルスタイルで、アーチ型のペディメントと2階のベランダおよびバルコニー、半円形の6本の柱に支えられたポーチなどに特徴が見受けられ、洋風のクラブ建築として意匠と保存状態も優れていることから1989(平成元)年に旭川市で唯一、国の重要文化財に指定されています。
 美術館の建物は1994年(平成6年)に彫刻美術館として開館する以前は、旭川市立旭川郷土博物館として使用されており、さらにそれ以前は旧陸軍第7師団の旭川偕行社として使用されていた建造物である。建物自体は「旧旭川偕行社」としても知られ、1989年(平成元年)に国の重要文化財に指定されている。

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