「佐賀の異才を追う」佐賀県立佐賀城本丸歴史館

「佐賀の異才を追う」佐賀県立佐賀城本丸歴史館

名称:「佐賀の異才を追う」
会期:2020年10月23日(金曜日)~12月6日(日曜日)
会場:特別展示室(御小書院)
観覧料:無料
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内2-18-1
TEL:0952-41-7550
URL:佐賀県立佐賀城本丸歴史館
 幕末の佐賀には強烈な個性と人並外れた能力を持った「異才いさい」たちがいました。漢籍・国書を問わず読書万巻を破り、深い学識に裏打ちされた感化力で多くの若者に精神的影響を及ぼした人々です。ある者は藩校で教鞭を執り、ある者は藩主の側近く仕えてその目となり足となりました。彼らの名声は全国に聞こえ、各地から面会を求めて訪れる者が少なくありませんでした。
 本展覧会では、多久出身で弘道館の教授にのぼった佐賀藩随一の大学者草場佩くさばはい川せん(1787~1867)、鍋島直正が青年藩主時代に最も信頼した側近永山二ながやまに水すい(1802~1845)、長きにわたり弘道館で教鞭を執った幕末佐賀を代表する儒学者武富圯たけどみい南なん(1808~1875)、生涯を直正の御相手役として過ごし和歌や書、絵画、篆刻など多方面にわたる才能を揮った古川ふるかわ松根まつね(1813~1871)、弘道館教諭や楠公義祭同盟の主宰者として幕末佐賀藩の若者たちに多大な影響を与えた枝えだ吉よし神しん陽よう(1822~1862)の5人を取り上げます。彼らはいわゆる「佐賀の七賢人」をはじめ幕末・明治期に活躍した佐賀人たちの師、あるいは先輩として佐賀の知を涵養かんようしました。

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