「男性彫刻 コレクションによる小企画」東京国立近代美術館

「男性彫刻 コレクションによる小企画」東京国立近代美術館

名称:「男性彫刻 コレクションによる小企画」東京国立近代美術館
会期:2020年11月25日(水)~2021年2月23日(火・祝)
会場:東京国立近代美術館2階 ギャラリー4
開館時間:10:00-17:00 ※入館は閉館30分前まで
  金曜・土曜10:00-20:00
休室日:月曜日[ただし1月11日は開館]、12月28日(月)~1月1日(火)、1月12日(火)
住所:〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立近代美術館
 20世紀初頭から1940年代にかけて日本で生み出された、男性をかたどった彫刻を紹介します。会場は3つのコーナーに分かれます。右に進んだ広いスペースには、筋骨隆々の男たちが並びます。「強い男」の一群です。その奥に続くのは肖像彫刻を中心とする作品たちです。「賢い男」と言っていいでしょう。さいごの部屋には主に老人像を並べています。「弱い男」です。それぞれのコーナーには、男性への同じような視線をもつ絵画も一緒に展示しています。  
 個々の作品は、石膏像を所蔵するものはあえてそちらを選びました。石膏像は色が塗られていればまだしも、白いままだと汚れて見えますが、作家が粘土で作った像から直接型をとって作られただけに、そこからさらに型抜きしたブロンズ像よりも細部の工夫を忠実に伝えます。
 あらゆる表現は、時代や社会の価値観と無縁ではないと言われます。いわゆる「男らしさ」もそう。彫刻家たちはそうした価値観を利用して、西洋で王道だった裸体彫刻を日本に根付かせもし、逆にそれに縛られもしました。そんなことも考えあわせながら、男性彫刻の魅力を見ていきましょう。

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