名称:「見世物の精華」伝統芸能情報館
会期:令和3年2月6日(土) ~ 5月26日(水)
開館時間:午前10時から午後6時
休室日:令和3年3月11日(木)
場所:国立劇場伝統芸能情報館 1階 情報展示室
入場制限:25名以内 ※展示室内の混雑緩和のため
入場料:無料
住所:〒102-8656東京都千代田区隼町4-1
TEL:03-3265-7411
URL:伝統芸能情報館
かつて見世物は、庶民に最も親しまれた身近な芸能娯楽であった。とくに江戸時代後期には、江戸の両国や浅草、大坂の難波新地などで盛んに興行され、都市の盛り場にはつきものの楽しみであり、内容としては「曲芸」「細工見世物」「動物見世物」の3つが主なジャンルであった。なお、「細工見世物」とは、よく知られた物語や歴史の場面、伝奇伝説人物、名所風景などを、各種素材の細工と、からくり、大道具大仕掛、人形ほかで仕組んで見せたものである。見世物は当時の庶民共有の話題であり、錦絵や絵番付など関連する出版物が数多く刊行されている。
このたび国立劇場では、四十年前後の長い時間をかけて収集してきた錦絵や絵番付などの見世物資料509点を、図版オールカラーで『国立劇場所蔵 見世物資料図録』として令和3年(2021)2月に刊行する運びとなった。
そこでそれに合わせて、所蔵資料の粋を紹介する企画展示『見世物の精華』を2月6日から5月26日まで、伝統芸能情報館で開催する。多くの方々にたくさんの見世物資料の優品、稀品、貴重な品を直接ご覧いただき、私たちが拠って立つ過去の時代と文化を、これまで以上に知っていただくきっかけとなれば幸いである。
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