入江泰吉「灯り」展-入江泰吉記念奈良市写真美術館

入江泰吉「灯り」展-入江泰吉記念奈良市写真美術館

名称:入江泰吉「灯り」展-入江泰吉記念奈良市写真美術館
会期:2021.2.20(土)ー2021.3.28
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(休日の場合は最も近い平日)
  休日の翌日(そのが平日の場合)
住所:〒630-8301奈良県奈良市高畑町600-1
TEL:0742-22-9811
URL:入江泰吉記念奈良市写真美術館
 私たち日本人は、古くから神仏に灯明をそなえ祈りを捧げてきました。ここ奈良では東大寺二月堂修二会(お水取り)をはじめ、春日若宮おん祭など連綿と受け継がれています。しかも東大寺二月堂修二会にいたっては、1250年以上の歴史を誇り、今まで一度も途絶えたことがない不退の行法として知られています。国家安泰、万民豊楽、五穀豊穣を願い、私たちの心と暮らしに灯りを照らし続けているのです。そうした伝統行事から垣間見ることができる古代びとの営みをとらえようとしてきたのが入江泰吉でした。とくに東大寺の修二会は十数年にわたって取材し、1968年には写真集『お水取り』にまとめられました。
本展は、「灯り」と題し、火にまつわる伝統行事として東大寺修二会を中心に古都奈良の行事を入江作品で展示構成します。火には、穢れや邪気を焼きつくす力があるとされ、また闇夜のなかで道を照らし正しい方向へ導くという役割もあります。年中行事から日本の伝統文化の足跡をたどっていただければ幸いです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る