名称:テーマ展「幕末大坂の風景—にぎわいと安らぎ—」大阪城天守閣
会期:令和3年3月19日(金曜日)から5月30日(日曜日)まで
時間:9時から17時まで ※入館は閉館の30分前まで
主催:大阪城天守閣
会場:大阪城天守閣3階展示室
入館料:大人600円 中学生以下、大阪市在住65歳以上の方(要証明)、
障がい者手帳等ご持参の方は無料
(注)このテーマ展は大阪城天守閣の平常入館料でご覧いただけます。
住所:〒540-0002大阪府大阪市中央区大阪城1-1
TEL:06-6941-3044
URL:大阪城天守閣
泰平の世が長く続いた江戸時代。特にその後半から幕末にかけ、都市や村落に暮らす庶民を担い手とする文化が大きく花開きました。学問・文芸・信仰・娯楽など、人々は多種多様な文化の恩恵に浴するとともに、時にはみずからが発信者となって、わが国の民間社会の成熟に寄与しました。
このころ大坂では、出版文化の発達を背景に、さまざまな印刷媒体による風景画が数多く生み出されました。一部の教養人のものだった風景画は誰でも親しめる身近な存在となり、挿絵画家や浮世絵師たちは大衆の心をつかむべく絵筆をふるいました。
本展では「浪華の賑ひ」「淀川両岸一覧」など、この時期に大坂で生み出された絵入りの名所案内、連作錦絵、一枚刷りの名所図や広告宣伝用の引札(チラシ)などに描かれた数々の風景画を紹介します。風情ある水辺、見どころの多い寺社、活気に満ちた市街、にぎわう娯楽施設、心安らぐ近郊の行楽地など、人々が愛し、人々の暮らしを豊かに彩ったいにしえの大坂の姿をご堪能ください。
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