「ルネ・ラリックの水のかたち 水鳥や魚、水の精たち」箱根ラリック美術館

「ルネ・ラリックの水のかたち 水鳥や魚、水の精たち」箱根ラリック美術館

名称:「ルネ・ラリックの水のかたち 水鳥や魚、水の精たち」箱根ラリック美術館
開催期間:2021年4月24日(土)〜2021年11月28日(日)
開館時間:9:00〜17:00(美術館最終入館は16:30まで)
営業日:年中無休(臨時休館の場合あり)
住所:〒250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1
TEL:0460-84-2255
URL:箱根ラリック美術館

「ルネ・ラリックの水のかたち 水鳥や魚、水の精たち」箱根ラリック美術館

 生命の源である水は、古来、信仰や祈りの対象であるとともに、芸術家たちに多大なインスピレーションをあたえてきました。人生の多くをフランスの水辺の地ですごしたルネ・ラリック(1860-1945)もその一人。トンボや魚、水鳥などの水棲生物をモチーフに、精緻な細工と洗練された意匠によって水のもたらす自然の恵みを生き生きと表現したほか、シレーヌやナイアードといった精霊たちの姿に変えて、かたちを持たない水の神秘性を目に見えるものとして造形化したのです。
日本美術の影響を感じさせる流水紋や、アール・デコ期を特徴付ける幾何学的な波文様など、ラリックの水のかたちは変幻自在。その多彩さは、七宝やオパルセントガラスなどの斬新な素材の起用や、クリスタルガラスの加工技術の研究によって生み出されました。1925年、パリで開催された現代装飾美術産業美術国際博覧会(通称アール・デコ博)のために制作し、現実の水そのものをもデザインに取り込んで母国フランスの水の恵みを讃えた巨大な噴水塔《フランスの水源》は、ガラス工芸家としてのラリックの集大成とも言われています。
箱根神社の「龍神水」や芦ノ湖スカイラインにある「命の泉」など、水にまつわる伝説が数多く残る箱根の地にて、ラリックがとらえた水の美と恵みをお楽しみください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
  2. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  3. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
ページ上部へ戻る