名称:2021年 春季展 新館「大きな絨毯・小さな絨毯」白鶴美術館
会期:2021年3月6日(土)~6月6日(日)
休館日:月曜日、但し5月3日(祝・月)は開館、5月6日(木)を休館
開館時間:午前10時~午後4時30分(但し入館は午後4時まで)
入館料:大人:800円 65歳以上・大学・高校生:500円 中・小学生:250円
(大人・大学・高・中・小学生団体20名以上は2割引)
住所:〒658-0063兵庫県神戸市東灘区住吉山手6-1-1
TEL:078-851-6001
URL:白鶴美術館
絨毯はパイルのある贅沢な敷物ですが、実用品として、その大きさが用途に由来するのは当然のことでしょう。
例えば、当館が所蔵する最も大きな絨毯は長さが400㎝を超えるメダリオン(メダル形)文様の壮大な作品ですが、同じくメダリオンをあしらうものの容易に持ち運びが可能な103㎝のものもあります。また、当館のペルシア地域のミフラーブ(アーチ形)デザイン絨毯は200㎝を超えるものが殆どですが、アナトリア地域のミフラーブ絨毯は概ね150~180㎝程度のものです。イスラームの宗教施設の祈祷場の床に、アナトリア地域のミフラーブに類似のデザインがみられることも多いのですが、その整然と並んだアーチ形は、ひと一人が祈りを捧げる座席の一区画となっています。つまり、これらのミフラーブ絨毯は祈祷の敷物という背景があることが分かります。 今回はそうした用途と大きさ、また、同形文様の大きさなどを比較して中東絨毯の特徴を紹介してみたいと思います。
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