名称:ミニ展示「村上知彦コレクション」京都国際マンガミュージアム
時間:2021年4月24日(土) 〜 12月26日(日)
休館日:毎週火・水曜
※ただし、4月29日(木・祝)~5月10日(月)、7月15日(木)~8月30日(月)は無休
会場:3階 研究閲覧室前廊下
料金:無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
主催:
京都国際マンガミュージアム
京都精華大学国際マンガ研究センター
住所:〒604-0846京都府京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
TEL:075-254-7414
URL:京都国際マンガミュージアム
著名なマンガ評論家であり、また編集者としても情報誌の草分け的存在である『プレイガイドジャーナル』5代目編集長を務めるなど、70年代以降の関西サブカルチャーシーンで活躍してきた村上知彦氏。
その村上氏より御寄贈いただいた“雑多”な同時代資料の集成である京都精華大学・京都国際マンガミュージアム「村上知彦コレクション」には、70年代のブームの中で作られたミニコミ誌の数々や、映画の自主製作・自主上映運動の盛り上がりを伝えるチラシやパンフレット、そして新感覚の創作マンガやマンガ評論の発表の場となった同人誌など、当時の若者たちの熱気を伝える 「ぼくらのメディア」が数多く含まれています。
本コーナーでは、そんな「村上コレクション」の中から、マンガをはじめとしたサブカルチャー史の息吹が感じられる貴重な資料をピックアップして御紹介します。
村上知彦(むらかみ・ともひこ)
1951年、兵庫県芦屋市生まれ。関西学院大学社会学部卒。大学在学中の1970年にガリ版刷りのミニコミ『週刊月光仮面』を発行。同誌は当時のミニコミブームを報じるマスメディア上でも度々とりあげられた。
73年、高校時代からの友人の大森一樹らと神戸の自主上映グループ・無国籍に参加。大学卒業後、スポニチ大阪本社に勤めながら、74年に16ミリ映画『暗くなるまで待てない!』を大森監督らと自主製作。自主映画ブームを代表する作品として注目される。
またミニコミ・同人誌などに映画・まんが評論を執筆し、79年の評論集『黄昏通信同時代まんがのために』(ブロンズ社刊)は、まんが世代によるまんが批評のさきがけとなる。
79年スポニチを退職、80年にいしいひさいちらと (株)チャンネルゼロを設立し、雑誌『漫金超』を創刊。81~84年には情報誌『プレイガイドジャーナル』に出向し編集長を務める。
以後、評論活動のほかまんが単行本・エッセイ集の編集にも携わり、手塚治虫文化賞選考委員、文化庁メディア芸術祭審査委員、日本マンガ学会理事などを歴任。2015年3月まで、神戸松蔭女子学院大学文学部総合文芸学科教授を務めた。
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