名称:特別展「観潮楼の逸品―鴎外に愛されたものたち」文京区立森鴎外記念館
会期:2021年4月3日(土)~6月27日(土)
【臨時休館】4月25日(日)~
※4月27日(火)、5月25日(火)、6月22日(火)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室1、2
開館時間:10時~18時(最終入館は閉館30分前)
観覧料:一般500円(20名以上の団体:400円)
※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
※文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き
住所:〒113-0022東京都文京区千駄木1-23-4
TEL:03-3824-5511
URL:文京区立森鴎外記念館
「父は元気盛んな時代には家でも多く軍服で過し、身のまわりすべてキチンとしており、机上の書類、筆硯などその位置をくずした事はない」(森於菟『父親としての森鴎外』)
作品を執筆していたとき、陸軍省や帝室博物館に出勤する前、家族とくつろいでいたとき、鴎外を取り囲む風景の中には、数々の「もの」がありました。
硯や筆洗などの文具。落款印などの印章類。それらが置かれた小机。鴎外や家族、訪問者を迎えた玄関の扁額や、客間を飾った書や絵画。家族で遊んだ双六など…。鴎外の身近にあった「もの」は、鴎外を一番近くで見守ってきたものたちです。そこには歴史があり、物語があります。
鴎外が時に購入し、時に譲り受けたこれらのものたちは、鴎外や家族が暮らした自邸・観潮楼(現・文京区立森鴎外記念館)にとってかけがえのない逸品です。
本展では、当館で所蔵しているこれら観潮楼の逸品を展示します。明治、大正の文豪・鴎外に愛されたものたちを通して、洗練された意匠や精巧な細工を味わうと共に、それらを使用していた鴎外の姿や、飾られていた観潮楼に思いを馳せてみてください。そこから物語が立ち上がってくるはずです。
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