名称:第137回 特集展示「豊臣秀吉ゆかりの品々」大阪歴史博物館
開催期間:令和3年7月14日(水)~ 8月30日(月)◆
休館日:火曜日休館
※ただし8月10日(火)は開館
会場:8階 特集展示室
時間:9:30~17:00
ただし、7月16日(金)~8月13日(金)の毎金曜日は午後8時まで開館
※入館は閉館30分前まで
住所:〒540-0008大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
TEL:06-6946-5728
URL:大阪歴史博物館
大阪歴史博物館では、令和3年(2021)7月14日(水)~8月30日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「豊臣秀吉ゆかりの品々」を開催します。
豊臣秀吉(1537-1598)は「戦国一の出世頭」として知られる戦国武将ですが、大坂城を築き、後の「都市おおさか」発展の基礎を作った、大阪の歴史を考えるうえでも欠かせない人物です。また、秀吉に仕えた家臣や、彼が愛した女性といった歴史上の人物たちもみな個性的で根強い人気があり、彼らの活躍は物語などの形で、現在に至るまで親しまれています。
今回は、秀吉や彼の生涯を彩った人々にまつわる館蔵・寄託資料の一部を「豊臣秀吉ゆかりの品々」としてご紹介します。秀吉たちが遺した古文書や、彼らの物語をモチーフに作られた芸能・芸術関連資料、また近代の大阪豊国神社造立・大阪城再建関連資料などから、秀吉たちの生き様と、後の世に与えた影響を考えます。
主な展示資料
展示資料数:約40点 |
---|
「天下統一」を目前にした秀吉が、いわゆる「奥州仕置」に際し、家臣の石川兵蔵(貞清)に宛てた書状で、「刀狩」の出羽・陸奥両国への適用、人身売買の禁止、百姓の移住禁止などの統治方針を指示しています。石川はこれらの方針を諸大名に伝える役割を担っていたと想定されます。
「絵本太功記」は、秀吉の伝記である「絵本太閤記 」などに着想を得て作られた浄瑠璃作品です。。寛政11年(1799)に大坂で初演され、後に歌舞伎にもなる人気作でした。秀吉の伝記を元にしていますが、主人公は秀吉(作中では 真柴久吉)ではなく明智光秀(作中では武智光秀)です。
本資料は九代目市川団十郎(1838-1903)が光秀、三代目中村福助(二代目中村梅玉、1841-1921)が光秀の妻操を演じる姿を描きます。
大坂城には豊臣・徳川期にそれぞれ天守が造営されましたが、いずれも焼失しました。現在の天守は昭和3年(1928)、当時の大阪市長関一の提案によって復興がなされ、同6年に竣工したものです。復興は昭和天皇の大礼(即位式)記念事業の一つとして行われ、事業費は市民から寄付金を募りました。
本資料は大阪市電気局(のちの交通局)が、大阪城竣工を記念して発行した記念乗車券です。復興した大阪城と合わせて、秀吉の馬印とされる千成瓢箪が描かれており、大阪城が「豊臣の城」として強く認識されていたことがわかります。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。