「Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館

「Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館

名称:「Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館
開催期間:2021年6月27日(日)〜8月22日(日)
開館時間:9:30―17:00
料金:一般 1,200円(1,000円)、高・大生 800円(600円)、小・中生 600円(450円)
  ※( )内は20名以上の団体料金
  ※身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
休館日:※月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
関連展示:成安造形大学芸術学部地域実践領域
企画:荒井保洋(滋賀県立美術館 学芸員)
主催:滋賀県立美術館
協力:成安造形大学未来社会デザイン共創機構、京都市立芸術大学
協賛: (https://whohw.jp)
後援:長浜市、長浜市教育委員会、高島市、高島市教育委員会、東近江市、東近江市教育委員会
住所:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1(文化ゾーン内)
TEL:077-543-2111
URL:滋賀県立美術館

「Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館
「Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館

テリトリーとは、生き物のなわばりのこと。食べるものを手に入れ、仲間やパートナーとともに日々の生活を送るフィールドであり、時には命をかけて守り、奪うもの。そんなテリトリーという言葉からは、生き物の命がかかった鋭さや、他者を拒絶する頑なさが感じられることでしょう。
そして私たち人間の世界では、国家間の戦争、地域間の紛争、家と家、家の中での諍いなど、テリトリーを守ろうとするあまり、自分のつながりに含まれないものを排除しようとすることもあります。さらに新型コロナウイルスの感染拡大が、人と人とのつながりを分断し、かかわり方のかたちを変えてしまった結果、これまでとは異なるテリトリーの姿が生み出されつつあります。
そんな今だからこそ、テリトリーについて改めて考えてみたいと思いました。テリトリーを形作る境は、交易が行われたりパートナーと知り合ったりする場所、未知のものと出会い、新しいものが生まれる場所でもあります。そこで生まれるもの、出会えるものが魅力的だからこそ、私たちは時にテリトリーの境目を目指し、その経験をもってこれまで成長してきたのでしょう。そんな「かかわりのあわい」とでも言うべきテリトリーの境目を形容するのは、鋭さや頑なさなどではなく、やわらかさ、ではないでしょうか。

滋賀県立美術館は、約4年間の休館中に美術館というテリトリーを離れて、県内のさまざまな地域に入り込み、3回にわたってアートスポットプロジェクトを開催してきました。その集大成とも言える「Soft Territory かかわりのあわい」展では、滋賀にゆかりのある12人の若手作家とともに、かかわりのあわいで生まれるものを見つめ、かろやかでやわらかなテリトリーのあり方を探ります。
【出品作家】
石黒健一 , 井上唯 , 井上裕加里 , 河野愛 , 小宮太郎 , 武田梨沙 , 西川礼華 , 藤永覚耶 , 藤野裕美子 , 松延総司 , 薬師川千晴 , 度會保浩 ,

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