「MAMスクリーン014:シプリアン・ガイヤール」森美術館

「MAMスクリーン014:シプリアン・ガイヤール」森美術館

名称:「MAMスクリーン014:シプリアン・ガイヤール」森美術館
開催期間:2021.4.22(木)~ 9.26(日)
休館日:会期中無休
開館時間:10:00~20:00(最終入館 19:30)
  ※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
  ※当面、時間を短縮して営業いたします。
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

第14回目となる本プログラムでは、シプリアン・ガイヤール(1980年パリ生まれ、ベルリン在住)の映像作品を紹介します。ガイヤールは、映画、ビデオ、写真、コラージュ、インスタレーション、パフォーマンスなど、さまざまなメディアを使って作品を制作してきました。2010年に「マルセル・デュシャン賞」、そして2011年に「若手アーティストのための国立美術館賞」を受賞、クンストヴェルケ現代美術センター(KW)での個展「リカバリー・オブ・ディスカバリー」(ベルリン、2011年)などで注目を集め、国際的に活躍してきました。日本でもあいちトリエンナーレ2010、森美術館「フレンチ・ウィンドウ展」(2011年)に参加しています。今回は、その活動のなかから映像作品に焦点を当て、選りすぐりの6作品を上映します。

ガイヤールは、文明を自然というより大きな存在と対峙させ、植民地主義や資本主義が周縁にある文化を消費していく様子を批評的に分析します。さらには自然や時間という抗いようのない存在のなかで建築や都市が崩壊していく様子を、死や廃墟の美などをテーマに多様な手法で表現します。こうした視点は、ウィズコロナの時代において、さまざまな問題を抱えて生きる私たちに文明や社会について考えるきっかけを与えてくれるのではないでしょうか。

シプリアン・ガイヤール
主な個展に、クンストヴェルケ現代美術センター(KW)(ベルリン、2011年)、ポンピドゥー・センター(パリ、2011年)、MoMA PS1(ニューヨーク、2013年)、ユリア・シュトシェック・コレクション(デュッセルドルフ、2015年)、K20(デュッセルドルフ、2016年)、Tank上海(2019年)など。このほか、第5回ベルリン・ビエンナーレ(ベルリン、2008年)、第8回光州ビエンナーレ(韓国、2010年)、第13回リヨン・ビエンナーレ(フランス、2015年)、クリーブランド現代美術トリエンナーレ(アメリカ、2018年)、第54回、58回ベネチア・ビエンナーレ(2011年、2019年)などの国際展にも参加。

MAMスクリーンとは?
1960年代に始まったビデオ・アートは、映像技術の革新にともなって飛躍的な発展をとげてきました。複数のメディアを融合させた映像インスタレーションも増えているなか、「MAMスクリーン」では、世界各地の優れたシングル・チャンネル映像作品を上映します。

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