特別企画 くらしの植物苑「伝統の朝顔」国立歴史民俗博物館

特別企画 くらしの植物苑「伝統の朝顔」国立歴史民俗博物館

名称:特別企画 くらしの植物苑「伝統の朝顔」国立歴史民俗博物館
会期:2021年8月3日(火)~ 2021年9月5日(日)
会場:国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑
料金:個人 100円
  ※高校生以下は入苑無料。
開苑時間:9時30分~16時30分 (入苑は16時00分まで)
  ※ただし、8月9日(月・休)~15日(日)は8時30分から開苑いたします。
  ※開花の特性上、午前中の早い時間が見ごろです。
休苑日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休苑) ※8月10日は開苑します
住所:〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:国立歴史民俗博物館

朝顔は古くから多くの人々に親しまれてきました。特に江戸時代以降、文化・文政期、嘉永・安政期、明治・大正期など、繰り返し朝顔ブームが訪れ、変化朝顔とよばれる、朝顔に見えないような多様な形の花と葉を持つ朝顔が創り出されてきました。特に、朝顔は一年草であるにも関わらず、種子を結ばない変異も種子によって維持してきたことは世界的に見ても特異なもので、幕末の嘉永・安政期にはきわめて多くの品種が創り出されていたようです。

しかし、大正期以降、現在でも広く栽培されている大輪朝顔の栽培が盛んになる一方、変化朝顔の愛好家は次第に減少し、第二次世界大戦後の変化朝顔はわずか数名の愛好家によって維持される状況になりました。幸いなことに、江戸期に起源を持つ変化朝顔の変異の多くは、愛好家や研究者の努力によって現在まで維持されているのです。そこで、江戸時代以降の独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられた伝統の朝顔を広く知っていただき、人と植物との関わりを見るべく、当苑では1999年以降、歴史資料としてこれらの朝顔を展示してきました。

今回は、「外国人がみた変化朝顔」をテーマとし、明治期に外国で紹介された変化朝顔についてと2000年に当館が協力して開催されたオランダでの変化朝顔の展示について、パネルで紹介いたします。

また、くらしの植物苑内のハウス、東(あずま)屋、よしず展示場に、当苑で栽培した鉢植えの朝顔を展示します

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る