名称:「祈りと救いの仏教美術」大和文華館
会期:2021年8月27日(金)~ 10月3日(日)
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし祝日と重なる場合は開館)
祝翌日(ただし土・日曜日、祝日と重なる場合は開館)
住所:〒631-0034奈良県奈良市学園南1-11-6
TEL:0742-45-0544
URL:大和文華館
インドで生まれ、中国大陸、朝鮮半島を経て日本列島に伝来した仏教は、やがてこの地の、緑深い山々や、苔むす巨岩に降り立つ神々と融合して、人々の信仰世界を彩り豊かなものにしていきました。
本展では、この国の風土に根付き、長い間、人々の祈りを受け止めてきた仏教絵画を中心に展示します。仏の姿を繊細な筆致でとらえた絵画や、贅沢の限りを尽くして金銀で装飾した経典などに加え、仏教版画もあわせて展示します。祈りを唱えながら、仏の姿を刻んだスタンプを百体、千体と数多く印捺し、仏像の中に納入されて伝わったものです。
そして、最後に江戸時代の大津絵や、歌舞伎芝居の人気演目ともなった法華経の功徳を説く「道成寺縁起」の絵巻など、庶民的な仏教美術もご紹介します。
出陳品 51件
【仏教東漸 教えを伝える形とことば】 | ||
---|---|---|
重要文化財 | 常暁請来目録 | 平安時代 |
金胎仏画帖 | 平安時代 | |
国宝 | 一字蓮台法華経 | 平安時代 |
【仏と神に護られて】 | ||
重要文化財 | 笠置曼荼羅図 | 鎌倉時代 |
重要文化財 | 日吉曼荼羅図 | 鎌倉時代 |
文殊菩薩像 | 鎌倉時代 | |
子守明神像 | 南北朝時代 | |
十五鬼神図巻 | 鎌倉時代 | |
【祖師、高僧のおもかげ】 | ||
法然上人絵伝断簡 | 鎌倉時代~南北朝時代 | |
龍湫周澤像 | 室町時代 | |
【江戸時代 巷の信心】 | ||
雷と奴図 | 江戸時代 | |
道成寺縁起絵巻 | 江戸時代 | |
【数に祈りをこめて 仏教版画の世界】 | ||
阿弥陀如来像 (浄瑠璃寺阿弥陀如来像納入品) | 平安時代 | |
千手観音像 (福寿寺千手観音像納入品) | 平安時代 |
など
会期中のイベント ※新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、中止する場合があります。
特別講演 | 9月19日(日) 14:00から 講堂にて 定員70名(先着順) | 「大和文華館仏教美術コレクション再考 ―十五鬼神図巻と日吉曼荼羅―」 | 東京国立博物館研究員 古川攝一氏 |
---|---|---|---|
日曜美術講座 | 9月12日(日) 14:00から 講堂にて 定員70名(先着順) | 「童子経の絵画 救済される子どもたち」 | 当館学芸部長 泉万里 |
講座 美術の窓 | 9月5日(日) 14:00から 講堂にて 定員70名(先着順) | 連続講座「広重―風土と旅情を描く―」 第3回「広重三大揃物の二『木曽海道六拾九次』」 | 当館館長 浅野秀剛 |
スライドによる 展覧会解説 | 毎週土曜日 14:00から 講堂にて (当館学芸部による) 定員70名(先着順) | ||
無料招待デー | 9月16日(木) 近畿日本鉄道創業記念日 |
※何れも参加は無料ですが、入館料が必要です。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。