「ユージーン・スタジオ 新しい海 After the rainbow」東京都現代美術館

「ユージーン・スタジオ 新しい海 After the rainbow」東京都現代美術館

名称:「ユージーン・スタジオ 新しい海 After the rainbow」東京都現代美術館
展示期間:

2021年11月20日(土)-2022年2月23日(水・祝)
休館日:月曜日 (2022年1月10日、2月21日は開館 )、年末年始 (12月28日-1月1日 )、1月11日
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の 30 分前まで)
観覧料:一般 1,300円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 900円 / 中高生 500円 / 小学生以下無料
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
協賛:株式会社ゴールドウイン、株式会社資生堂
協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、PGI、センティード株式会社、株式会社 MagnaRecta、スタンレー電気株式会社

住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
TEL:03-5245-4111(代表)
URL:東京都現代美術館

ユージーン・スタジオ《善悪の荒野》2017年  © Eugene Kangawa
ユージーン・スタジオ《善悪の荒野》2017年  © Eugene Kangawa
ユージーン・スタジオ シリーズ<White Painting>より 2017年  © Eugene Kangawa
ユージーン・スタジオ シリーズ<White Painting>より 2017年  © Eugene Kangawa

東京都現代美術館では、現在、国際的評価が高まっている新進気鋭の現代アーティスト、EUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)の国内美術館における初個展を開催いたします。ユージーン・スタジオは寒川裕人(Eugene Kangawa、1989年アメリカ生まれ)による日本を拠点とするアーティストスタジオで、平成生まれの作家としては当館初となる個展です。
「89+」展(2014年、サーペンタイン・ギャラリー、ロンドン)における作品提供や、個展「THE EUGENE Studio 1/2 Century later」(2017年、資生堂ギャラリー)、「資生堂ギャラリー100周年記念展」(2018-2019年)や「de-sport」展(2020年、金沢21世紀美術館)への参加など、国内外の作品発表において高い評価を得ています。さらに、アメリカを代表する現代SF小説家ケン・リュウとの共同制作、完全な暗闇で能のインスタレーション「漆黒能」(2019年、国立新美術館)、2021年にはアメリカで発表した短編映画がパンアフリカン映画祭などのアカデミー賞公認の国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されるなど、自由な発想の幅広い活躍に国際的な注目が集まっています。
本展覧会は、平面作品から大型インスタレーション、映像作品、彫刻作品等で構成され、代表作《White Painting》(2017年-)や《善悪の荒野》(2017年)から最新作までを一堂に会し、ユージーン・スタジオの多岐にわたる活動に通底する視点や発想、哲学を紐解くものです。個人的な関心から美術史、過去の事象や文明などの主題を並列に昇華させた作品群は、単なる二次元的なヴィジョンではなく、社会の環境や循環の中で生きる私達の存在を起ち上がらせます。歴史の転換点ともいうべき現在、批判や皮肉から立脚する表現ではなく、現実を見据えて未来へと漕ぎ出すための叡智を喚起させる作品群をぜひご高覧ください。

EUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)
寒川裕人(Eugene Kangawa、1989年アメリカ生まれ)による日本を拠点とするアーティストスタジオ。個展「THE EUGENE Studio 1/2 Century later」(2017年、資生堂ギャラリー)や、完全な暗闇で執り行われる能のインスタレーション「漆黒能」(2019年、国立新美術館、シテ方・大島輝久)を開催。その他、「89+」展(2014年、サーペンタイン・ギャラリー、ロンドン)への作品提供、「資生堂ギャラリー100周年記念展」(2018-2019年)におけるイギリスの建築家集団アッセンブルとの協働、「de-sport」展(2020年、金沢21世紀美術館)への参加、アメリカを代表する現代SF小説家ケン・リュウとの共同制作『ALTER』(2017年)など。現在、短編映画2本(2021年、アメリカ、日本)が、パンアフリカン映画祭などアカデミー賞公認の映画祭を含む、複数の国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されている。

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