「没後30年 倉俣史朗展」Bunkamuraザ・ミュージアム
- 2021/8/11
- 東京
- Bunkamuraザ・ミュージアム, 倉俣史朗展, 没後30年
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名称:「没後30年 倉俣史朗展」Bunkamuraザ・ミュージアム
会期:2021/8/12(木)~8/22(日)
開館時間:10:00~19:00
主催:Bunkamura Gallery
住所:〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9111
URL:Bunkamuraザ・ミュージアム
今尚色褪せないデザインの革命児
1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどのデザインの分野で革新的な作品を発表したデザイナー倉俣史朗。アクリル、ガラス、アルミニウム、スチールメッシュ、FRPなど、当時インテリアや家具に使われることのなかった素材を積極的に取り入れ、“無重力”や“非存在”をテーマに創造の可能性を探求し続けました。
変形の家具(1970年)シリーズで世界に広く認知され、エキスパンドメタルによる椅子「How High the Moon」(1986年)やアクリルに薔薇が浮遊する椅子「Miss Blanche」など次々と傑作を生みだし、1990年にフランス文化省より芸術文化勲章を受けるなど国際的にも高い評価を受けました。
本展では、倉俣が遺した貴重なスケッチをもとに版画にしたシルクスクリーン作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」と、浮遊感のあるキャビネット「Cabinet de Curiosité」、「Sofa with Arms Black Edition」などの家具から、香水瓶やフラワーベースなどの小物まで幅広い作品を展示・販売いたします。
独創性と希有な存在から没後30年経った今も多くの人を魅了し、同時代を知らない現代の若いクリエイターたちにも影響を与えている倉俣史朗。時代を問わず常に新しく美しい彼の世界をぜひご堪能ください。
倉俣史朗 Shiro Kuramata
1934年東京・本郷(現・文京区本駒込)に生まれる。53年東京都立工芸高校木材科卒業。54年帝国機材家具工場入社。56年桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。57年三愛宣伝課入社。64年松屋インテリアデザイン室嘱託。
1965年クラマタデザイン事務所設立。70年日本万国博覧会(EXPO’70)に参加。81年エットレ・ソットサスの誘いで「メンフィス」に参加。1960年代はじめのショーケースデザインやディスプレイデザインからインテリア、建築計画、会場構成、独立してからは家具や小物類のデザイン、本格的なインテリアの仕事に独自の表現が展開される。
1972年第18回毎日デザイン賞、1981年第2回日本文化デザイン賞、1990年フランス文化省芸術文化勲章を受章。
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