「ZAWAMEKI ART EXHIBITION 2021 The Invisible Landscape 80人がつくる風景」長野県立美術館
名称:「ZAWAMEKI ART EXHIBITION 2021 The Invisible Landscape 80人がつくる風景」長野県立美術館
会期:2021年8月8日(日)~ 2021年8月23日(月)
休館日:8/11(水)、8/18(水)
開館時間:9:00~17:00(入場16:30まで)
観覧料:無料
会場:ホール ・ しなのギャラリー
主催:長野県/長野県教育委員会/ 信州ザワメキアート展2021 実行委員会 お問い合わせ:026-217-0022〔受付:月曜から金曜9:00-17:00〕
共催:(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 / 茅野市美術館
住所:〒380-0801長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
TEL:026-232-0052
URL:長野県立美術館
障がいのある人の作品に出会ったとき、なぜか心がザワめくことがあります。そういった80人のアーティストを、長野県では2016年から2019年にわたり、ザワメキアート展という公募展で紹介してきました。80人が創造した多様な世界、感情、心の風景をめぐる散歩をしてみませんか?
When you look at art works made by people with disabilities more often than not, one is left with an intense, lasting impact. 80 such artists were introduced through an open call exhibition called Zawameki Art exhibition held in Nagano Prefecture from 2016 to 2019. You are welcome to come and take a stroll through this landscape of diverse ways of living, emotion and soul created by 80 artists.
WHAT’S ZAWAMEKI ARTS?
ザワメキアート展って?
誰から教わったわけでもなく独自の創作を行っている。作品に強いこだわりが感じられる。よくわからないが、なんだかすごい。 ユニークで笑ってしまうような不思議な魅力がある。…長野県では、そんな基準で選ばれた作品を2016年から2019年まで「ザワメキアート展」として紹介してきました。今回はその集大成として、キュレーターにロジャー・マクドナルド氏をお迎えし、今までに入選した80人の皆さんの作品を一堂に集めた展覧会を開催いたします。
信州の障がいのある人の
表現とアール・ブリュット
アール・ブリュット(生(き・なま)の芸術)とは1940年代にフランスの画家ジャン・デュビュッフェによって考案された美術の新しい考え方で、日本では「障がい者の美術作品」のような意味で使われることがあります。それは、デュビュッフェがそう名付けた作品の中に精神障がいのある人や幻視家、または正規の美術教育を受けていない人などが制作した作品、表現なども含まれていたからです。しかしながら今日、単純に「アール・ブリュット=障がいのある人の作品」ではくくれない文化が日本には生まれつつあります。
この展覧会では、日本のそうした「アール・ブリュット」がブームとなった背景の中で、一括りにされてしまいがちな「障がいのある人の表現」を改めて見つめ直したいと考えます。地域の福祉施設やアトリエ、自宅などで生まれる表現が、障がいのある人の生きる力や、幸福に繋がっていることだけでなく、鑑賞する人を感化する、アートとしての底力を持っていることをご紹介できればと思います。
Curation
ロジャー・マクドナルド
NPO 法人AIT プログラムディレクター
ザワメキアート展2017 – 2019 審査員
東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学。博士号では、『アウトサイダー・アート』の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013 年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。
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