「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館

「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館

名称:「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館
会期:2021.09.18(土)-2021.12.12(日)

開館時間:10:00 – 17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜日 (ただし祝日・振替休日の場合は開館)
会場久留米市美術館:本館2階入館料
観覧料:
  個人 団体
  一般 1,000円 800円
  シニア 700円 500円
  大学生 500円 300円
  高校生以下 無料 無料
  前売り (Pコード685-530/Lコード86703) 600円*団体料金は15名以上、シニアは65歳以上。
  *身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳等の交付を受けている方とその介護者1名は、一般個人料金の半額となります。
  *前売券はチケットぴあ、ローソン各店にて会期1ヶ月前より販売。
  *メンバーシップ「みゅ〜ず」の会員の方は、こちらをご覧ください。
主催:久留米市美術館、西日本新聞社、テレビ西日本
特別助成:公益財団法人石橋財団後援久留米市教育委員会
住所:〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015
TEL:0942-39-1131
URL:久留米市美術館

日本の油絵は九州出身の画家たちが先鞭をつけ、そのまま多くが中央画壇で活躍しました。一方、福岡の八女で制作を続けた坂本繁二郎のように、あえて土地にとどまり己の画業を追求した者たちも少なくありません。開館5周年記念となる本展では、固有の風土や文化の記憶をどこかに宿した表現、たとえば、ざらざらとした土の触感や、大地の内発的なエネルギーを感じさせるような作品を明治から現代まで紹介することで、力強く魅力的な九州洋画の系譜を辿ります。

九州洋画—それは継承と再生の物語。

プロローグ

日本洋画の黎明期には多くの九州出身者たちがその展開を担いました。
実学としての油絵が「美術」になり、それを教える学校や作品発表の場が整っていった明治から昭和の洋画壇で重要な役割を果たした画家たちの代表作をご覧ください。

第1章 神話の世界–イメージの撹拌

九州には古墳時代から諸国の神々を受け入れてきた多彩な文化の土壌がありました。
地理的にまた歴史的に周辺から様々な影響を受けてきたことにより、豊かに交わり、蓄積された、神話性・宗教性を帯びたイメージの数々を見ていきましょう。

「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館
「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館

第2章 選択的土着–ここで描く

ひたむきに貫いた画家たちの生涯によって各地の美術が芽生え、育ちました。
土地にとどまった、あるいは戻った画家たちが、制作や、後進への指導、挑戦を続ける姿勢を通じて周囲の人々を励まし、地方画壇が形成されていきました。

第3章 手ざわりの視覚化–煙と土と働く手

労働や生活がもたらす手のひらの感触が、再び歩きだす明日をつくりだしました。
日々の暮らしを支える人の手、そして何度でも立ち上がり、踏みしめる大地を主題とした作品群から、絵画に描かれた人間の強さと再生への意志をご覧いただきます。

「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館
「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館

第4章 やまのある景–記憶の遺跡

幼いころ、あたりまえに見ていた懐かしい景色は、いつまでも心に刻まれています。
変わることのない自然の山河はもちろん、たとえ人の手で作られたものであっても、何度でも心に浮かぶ風景は、生涯寄り添ってくれる友のような存在です。

第5章 時空をこえて–物語はつながる

かつての夢を受けつぎながら、さらなる新しい物語が紡がれていきます。
写実をこえた表現の中に、また、人生の様々な局面で描く夢や故郷の絵の中に、過去から未来へと受け継がれていくみなの想いが託されています。

「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館
「九州洋画Ⅱ:大地の力–Black Spirytus」久留米市美術館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る