「フェミニズムズ / FEMINISMS」金沢21世紀美術館

「フェミニズムズ / FEMINISMS」金沢21世紀美術館
遠藤麻衣×百瀬文《Love Condition》2020年

名称:「フェミニズムズ / FEMINISMS」金沢21世紀美術館
会期:2021年10月16日(土) 〜2022年3月13日(日)
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:金沢21世紀美術館 展示室11、12、14
休場日:月曜日(ただし11月1日、11月22日、2022年1月3日、1月10日は開場)、 11月24日(水)、12月29日(水)〜2022年1月1日(土)、1月4日(火)、1月11日(火)
料金:一般:1,200円(1,000円)
   大学生:800円(600円)
   小中高生:400円(300円)
   65歳以上の方:1,000円
   ※当日観覧券販売は閉場の30分前まで
   ※( )内は団体料金(20名以上)およびウェブチケット料金
主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
住所:〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
TEL:076-220-2800
URL:金沢21世紀美術館

フェミニズムは1990年代以降、欧米の若い女性たちを中心にポピュラー文化と結びつき、メディアを通じて広がっていきました。日本でも若い女性たちの活躍がメディアを通じて紹介され、まさに「ガール・ムーブメント」の様相を呈していました。しかし日本の場合、女性たちからのマニフェストという以上に、ムーブメントがメディアに利用され、女性たちを消費していった側面があったことは否めません。1986年の男女雇用機会均等法、1999年の男女共同参画社会基本法などの法律が整い、男女平等社会が実現したかのように見えましたが、現実社会には結婚や家族という制度、異性愛という社会的規範、女性らしさ男性らしさという通念など、個人と社会の狭間に行き場のない違和感が溢れていました。
2020年代の今、インターネットを介して異議を発する小さな声と声が繋がり、社会が変わろうとしています。女性のためだったフェミニズムが、社会に違和感を持つあらゆる人たちの力になろうとしています。近年、フェミニズムは複数形で語られ始めました。世代や時代、所属する国家や民族、それぞれの環境や価値観によってフェミニズムの考え方や捉え方は異なります。複数形のフェミニズムが発するメッセージは、多様な考え方を認め合うことこそが社会にとって重要で必要だという視点です。本展ではアーティストたちがそれぞれの眼差しで、ジェンダーを、身体を、社会をどう捉えるのか、そしてその先に何を見ているのか、日本におけるフェミニズムの表現の一端を9組のアーティストの作品からご紹介します。

出品作家(アルファベット順)
青木千絵 AOKI Chie
遠藤麻衣 ENDO Mai
風間サチコ KAZAMA Sachiko
木村了子 KIMURA Ryoko
百瀬文 MOMOSE Aya
森栄喜 MORI Eiki
西山美なコ NISHIYAMA Minako
碓井ゆい  USUI Yui
ユゥキユキ Yu-KI Yuki

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