「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」豊田市美術館

ホー・ツーニェン《百鬼夜行》2021年 ©Ho Tzu Nyen

名称:「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」豊田市美術館
会期:2021年10月23日(土)〜2022年1月23日(日)
会場:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
休館日:月曜日(1月10日(月・祝)は開館)、年末年始(12月27日(月)〜1月4日(火))
開館時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 800円(600円)、中学生以下 無料
※( )内は前売券および20名以上の団体料金
主催: 豊田市美術館
共催: 中日新聞社
助成: 芸術文化振興基金
住所:〒471-0034愛知県豊田市小坂本町8-5-1
TEL:0565-34-6610
URL:豊田市美術館

 ホー・ツーニェン《山彦(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《山彦(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen

ホー・ツーニェンは 、映像、インスタレーション 、サウンド、演劇といった多領域を横断しつつ、時に妖艶に、時にダイナミックに観る者を魅了しながら、出身地のシンガポールを軸にアジアを舞台にした作品を展開します。
本展では、奇怪かつ滑稽な100の妖怪たちが闇を練り歩きます。そこには、第二次世界大戦中にマレー(シンガポールは1963年にマレー連邦から独立)で活動した日本人も、 妖怪たちの姿を借りて登場します。ともに「マレーの虎」の異名で呼ばれた山下奉文(ともゆき)大将と60年代のヒーロー番組「怪傑ハリマオ」のモデルになった谷豊(たに ゆたか)を中心に、その周囲で暗躍した軍人やスパイ、そして当時の思想家たち。日常の裂け目から現れる妖怪は、魔に魅入られた時代を映し出すでしょう。
恐怖と好奇心で大衆の心を惹きつけてきた妖怪は、伝承と科学、自然と超自然、忘却と郷愁の間で、時代とともに揺れ動いてきました。20 世紀以降に見えなくなった妖怪たちは、今や アニメや漫画の世界で跳梁跋扈しています。 近代以降に消えた妖怪とそれ以降に世界を席巻した戦争、そして現代の日本文化―この過去と現代が交わる地点に、複雑な日本の歴史や精神史が浮かび上がります。

ホー・ツーニェン《狐(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《狐(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《旅館アポリア》2019年 Photographed by Tololo Studio ©Ho Tzu Nyen This work was supported by Aichi Triennale 2019
ホー・ツーニェン《旅館アポリア》2019年 Photographed by Tololo Studio ©Ho Tzu Nyen This work was supported by Aichi Triennale 2019
ホー・ツーニェン《マレーの虎(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《マレーの虎(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《鵺(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen
ホー・ツーニェン《鵺(百鬼夜行)》2021年 ©Ho Tzu Nyen

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