名称:「鹿沼ゆかりの版画家 増山 幸子」鹿沼市立川上澄生美術館
会期:令和3年10月2日(土)〜 11月7日(日)
会場:1階展示ホール
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、11月4日(木)
入館料:無料
住所:〒322-0031栃木県鹿沼市睦町287-14
TEL:0289-62-8272
URL:鹿沼市立川上澄生美術館
増山幸子(ますやま ゆきこ)氏は鹿沼市出身・在住の木版画家です。増山氏は1994年頃、木版画家・伊藤渉氏の勧めでふるさと板画会に入り、木版画を始めました。最初は年賀状や庭に咲く花などを中心に制作していましたが、2014年から仲間の勧めもあり、以前より心惹かれていた日本の街並みを大画面で表現し、日本板画院主催の板院展へ出品を始めました。現在は、日本板画院同人・ふるさと板画会会員・栃木県版画協会会員として精力的に作品制作に取り組んでいます。
本展では、風情あふれる日本の街並みを情緒豊かに描いた作品を中心にご紹介いたします。各地を実際に訪れ、その感動から生み出された迫力ある作品の数々をぜひご堪能ください。
◆作家のことば
最初は年賀状だけでも、と伊藤渉先生に勧められてふるさと板画会に入り、1994年頃から木版画を始めました。何年かたち、何かもう一点と言われ、庭に咲く花を彫りました。
2014 年に仲間が「もうそろそろ大きいの彫ったら?」と、版木と落款らっかんを作って持って来てくれました。
私は仕事、家事、介護と時間が有りませんでしたが皆さんに励まされ、家族が寝静まった夜中に大好きな歌を聴きながら彫りました。彫り出すと夢中になってしまい、疲れて点滴を受ける事も何度となく有りました。でも出来上がると嬉しくて、刷り上げた紙を持ち上げた時、頑張った自分を褒めてしまう所が欠点ですが、これからも多くの人達に支えられ、旅行で訪れた町並みなどを題材に彫って行きたいと思います。
追伸:94才の母は版画が出来上がると、とても喜んでくれます。でも何を制作しても「母ちゃんは七福神が一番好き」と言います。なので、今回も展示させて頂きました。
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