「すべての ひとに 石が ひつよう目と、手でふれる世界」ヴァンジ彫刻庭園美術館

2 / 4 北川太郎《手の考える世界》2016-2021 年

名称:「すべての ひとに 石が ひつよう目と、手でふれる世界」ヴァンジ彫刻庭園美術館
会期:2021年10月23日(土)〜2022年3月29日(火)
会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館
時間:10:00〜17:00
   11~1月 10:00~16:30
   (入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日
   11月4日(木)、2022年2月24日(木)
   年末年始 12月26日(日)~2022年1月5日(水)
   ※だだし11月3日、2月23日(水・祝)は開館
観覧料:10月
   大人 1,200円(1,100円)
   高・大学生 800円(700円)
   中学生以下 無料
   11月~3 月
   大人 1,000円(900円)
   高・大学生 500円(400円)
   中学生以下 無料
   ※( )内は20名以上の団体割引
住所:〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘347-1
電話: 055-989-8787
URL:クレマチスの丘 ヴァンジ彫刻庭園美術館

冨長敦也《地平の人》2004 年
冨長敦也《地平の人》2004 年
ホセイン・ゴルバ《自然を洞察し、瞑想するための7つの休憩の場所、第5ストップ「水の音を聴く」》2001 年
ホセイン・ゴルバ《自然を洞察し、瞑想するための7つの休憩の場所、第5ストップ「水の音を聴く」》2001 年
ジュリアーノ・ヴァンジ《ヨブ》2006年
ジュリアーノ・ヴァンジ《ヨブ》2006年

私たち人間は太古の昔から、祭祀や儀式のために、また禍いからの護身や豊穣多産の願いを込めて、自然物である石を彫り、かたちをつくってきました。現代に生きる作家たちもまた、ゆるぎない強さを持つ石との出会いの中で、石という素材と、そして石と対峙する自分自身と向き合いながら作品を制作しています。本展では、「石の声」を聴くように制作を行う8名の作家による石彫作品を紹介します。

この世にある目に見えない気配、神聖な場所から感じ取れる何かを石の力を借りて可視化しようとする長谷川さちや、人間をテーマに石を彫り続け、各地で石を磨くプロジェクトを精力的に行い、人と石とをつなげる冨長敦也、自然を洞察し瞑想するための場所を樹木の影をもとに形づくるホセイン・ゴルバなど、作家たちはそれぞれに石を彫り、かたちをつくっています。丁寧に「石の声」を聴き、制作された彫刻作品を鑑賞することは、石と人間の根源的なかかわりについて、そして、今ここにいる自分という存在について、思いをめぐらせることになるでしょう。

また本展では、作家による作品を、目でみるだけではなく、手でふれて鑑賞することができます。実際に作品にふれることで、作家がその石にみたものや感じたものと出会うことができるかもしれません。「石の声」に耳を傾けながら、石が持つ確かな世界に、目と手でふれてみませんか。

◆ 参加作家
イケムラ・レイコ、大木逹美、北川太郎、ホセイン・ゴルバ、長谷川さち、廣瀬智央、冨長敦也、ジュリアーノ・ヴァンジ

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