「The SAMURAI -サムライと美の世界-」岡田美術館

平家物語図屏風(左隻部分)江戸時代前期 岡田美術館蔵

名称:「The SAMURAI -サムライと美の世界-」岡田美術館
会期:2021年10月2日(土)~2022年2月27日(日)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
料金:一般・大学生 2,800円
   小中高生 1,800円
休館日:12月31日、1月1日
住所:〒250-0406神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
TEL:0460-87-393
URL:岡田美術館

今や世界に知られるSAMURAI=侍という言葉には、戦国時代を生き抜いた武士の姿、時代劇に登場するお侍さん、あるいは現代のスポーツ選手など、さまざまなイメージが思い起こされます。「侍」や、ほぼ同様に使われる「武士」の語は、時代によって異なる意味をもち、美術においても多様に表されてきました。
本展では、頼朝・義経など語り継がれた源氏のヒーローたち、威儀を正して参列する諸大名、勇壮な馬追の祭礼、凄惨な合戦の様子など「武士を描いた絵」を中心に、没後180年の節目を迎える渡辺崋山、歌川(安藤)広重など「武士階級の画家が描いた絵」や、武家・武芸に関わる屏風など、武士をテーマとする絵画や工芸品を約30件展示します。
源頼朝や曾我兄弟ゆかりの箱根神社を山上に戴き、石橋山古戦場や小田原城などにも近く、武士の歴史との関わりが深い箱根の土地で、日本の歴史を築いてきたSAMURAIの世界をお楽しみください。

【特集展示 中国の青磁】
悠久の歴史を誇る中国陶磁のなかで、長い年月をかけて豊かな発展をとげてきた青磁。古来、理想の色を探求しながら、洗練された形・文様のさまざまな青磁を高度な技によって生み出してきました。青磁は、中国歴代の皇帝たちが珍重してきた崇高なやきものです。
本特集は、戦国時代(紀元前5〜紀元前3世紀)の原始青磁、三国~南北朝時代(3~6世紀)の古越磁(こえつじ)、宋〜明時代(10~17世紀)の越州窯(えっしゅうよう)・耀州窯(ようしゅうよう)・汝窯(じょよう)・龍泉窯(りゅうせんよう)という、誕生から隆盛期におよぶ約31件の作品(初公開2件含む)を一堂に展示します。とりわけ、中国陶磁の「黄金時代」と評される宋時代の青磁の競演は見どころです。時代や産地によって異なる色と質感をそなえた青磁の“美”の変遷を探ります。やきものに詳しい方、入門の方の双方がお楽しみいただける作品解説を併置し、普段触れる機会の少ない中国の青磁の世界をご紹介します。

耀州窯 青磁刻花牡丹唐草文水注 五代~北宋時代 10~11世紀
耀州窯 青磁刻花牡丹唐草文水注 五代~北宋時代 10~11世紀
汝窯「青磁鉢」北宋時代 岡田美術館蔵
汝窯「青磁鉢」北宋時代 岡田美術館蔵
葛飾北斎「堀河夜討図」(部分)江戸時代 岡田美術館蔵
葛飾北斎「堀河夜討図」(部分)江戸時代 岡田美術館蔵
合戦図屏風(部分)桃山~江戸時代初期 岡田美術館蔵
合戦図屏風(部分)桃山~江戸時代初期 岡田美術館蔵
象彦(八代西村彦兵衛)/瀬川嘯流 「八幡太郎義家奥州征伐図蒔絵料紙硯箱」のうち(料紙箱蓋表) 明治~昭和時代 19~20世紀
象彦(八代西村彦兵衛)/瀬川嘯流 「八幡太郎義家奥州征伐図蒔絵料紙硯箱」のうち(料紙箱蓋表) 明治~昭和時代 19~20世紀
「相馬野馬追図屏風」(部分)江戸時代中期 岡田美術館蔵
「相馬野馬追図屏風」(部分)江戸時代中期 岡田美術館蔵
渡辺崋山「虫魚帖」のうち(鶏頭にとんぼ・部分)重要文化財 天保12年 岡田美術館蔵
渡辺崋山「虫魚帖」のうち(鶏頭にとんぼ・部分)重要文化財 天保12年 岡田美術館蔵
酒井抱一「月に秋草図屏風」文政8年 岡田美術館蔵
酒井抱一「月に秋草図屏風」文政8年 岡田美術館蔵
「The SAMURAI -サムライと美の世界-」岡田美術館
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