「彫刻家 篠田守男-Subconscious-」碌山美術館

「彫刻家 篠田守男-Subconscious-」碌山美術館

名称:「彫刻家 篠田守男-Subconscious-」碌山美術館
会期:令和3年10月9日(土)~同年12月19日(日)
場所:碌山美術館 第二展示棟
主催:公益財団法人 碌山美術館
入場料:大人700円、高校生300円、小中学生150円
主催:公益財団法人 碌山美術館
住所:〒399-8303長野県安曇野市穂高5095-1
TEL:0263-82-2094
URL:碌山美術館

TC8905X NIIHARI ProjectⅠ (2021)
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TC 8414 シュヴァンクマイエルの不思議な世界(2016)個人蔵
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ET72X(1967)
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TC8621(2017)
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TC8609 ユングのシンクロ二ティ(2017)
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張力と重力を素材にした彫刻
篠田守男(1931~)は「tension&compression」をコンセプトに、現代美術の第一線で活躍し続ける彫刻家です。
このコンセプトは、1958年のバックミンスター・フラーの建築理論との出会いから発想を得たものです。他に類をみない独創的表現は、1966 年のヴェネツィア・ビエンナーレ出品にみられるよう国際的にも高く評価されています。
篠田作品の大きな特徴は、張力をかけたワイヤーを構造体にして作品の一部を浮遊させる、幾何学的な構造と金属素材が醸し出す緊張感にあると従来みなされています。
そのため、作品に潜在する自然風景や肉体のライン、星の軌道をモチーフとした有機的な要素、すなわち篠田の自然観に目を向けることはあまりありませんでした。
ところが篠田の制作ノートをひもとくと、独自の自然観照が伺える文章が散見され、80年代中頃からは「世阿弥」や「雲」「借景」などの言葉を作品タイトルの副題に用いて、禅文化にみられる日本古来の自然観照への共感を表しています。自然観は篠田芸術を語るうえで不可欠な要素なのです。
本展では、1958年以前の石彫作品から最新作までの作品と資料を合わせて約50点展示し、これまでの作家活動を自然観という観点とともにあらためて振り返ります。90歳を迎えてもなお制作意欲の衰えない篠田守男の芸術をご覧ください。

「彫刻家 篠田守男-Subconscious-」碌山美術館
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