第86回企画展「大和」大垣市守屋多々志美術館

第86回企画展「大和」大垣市守屋多々志美術館

名称:第86回企画展「大和」大垣市守屋多々志美術館
会期:令和3年10月9日(土)~12月12日(日)
休館日:毎週火曜日(11月23日は開館)、11月4日(木)、24日(水)
展示解説:10月9日(土)・10日(日)午後2時~
住所:〒503-0887岐阜県大垣市郭町2-12
TEL:0584-81-0801
URL:大垣市守屋多々志美術館

第86回企画展「大和」大垣市守屋多々志美術館
第86回企画展「大和」大垣市守屋多々志美術館

 大正元(1912)年、大垣市に生まれた守屋多々志は17歳で上京し前田青邨に師事、写生と古画模写の修練を重ね、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業すると再興日本美術院展を拠点に発表を続け、その緻密な時代考証と解釈、斬新な画面構成から、昭和から平成の歴史画の第一人者といわれています。
 今回のテーマの「大和」は奈良県の旧国名です。古くから大和朝廷の本拠地として飛鳥を中心に開け、中国文化や仏教を受け入れ、飛鳥寺、法隆寺など多くの寺院が建造されました。次いで、藤原京、平城京が築かれ、天平文化が花開いた地で、浪漫あふれる歴史文化遺産は現在まで多く残されています。
 守屋は、若い頃から、時には師・青邨のお供として、たびたびこの地に写生旅行のため訪れています。昭和4 0年代には法隆寺金堂壁画、高松塚古墳壁画の再現模写事業に参加し、昭和51(1976)年には飛鳥保存財団の依頼を受け高松塚壁画館に展示する再現・復元模写に総監督として従事しました。また愛知県立芸術大学在職中には古画模写を指導するため学生を連れ訪れることもありました。
 こうして幾度も訪れその歴史や文化に魅了された守屋は、時には万葉集をひもとき人物の心情を照らしながら数々の歴史画を描いています。この企画展では、こうした歴史画のほか、美しい大和の風景、壁画再現模写資料などを中心に紹介します。

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