武蔵野市平和の日条例制定10周年記念事業「大石芳野写真展 瞳の奥に-戦争がある-」武蔵野市立吉祥寺美術館

武蔵野市平和の日条例制定10周年記念事業「大石芳野写真展 瞳の奥に-戦争がある-」武蔵野市立吉祥寺美術館

名称:武蔵野市平和の日条例制定10周年記念事業「大石芳野写真展 瞳の奥に-戦争がある-」武蔵野市立吉祥寺美術館
会期:2021年10月16日(土)-11月28日(日)
開館時間:10時~19時30分
休館日:10月27日(水)・11月25日(木)
入館料:300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
  ※11月23日(火・祝)および、11月24日(水)<武蔵野市平和の日>は、武蔵野市在住の方は、無料でご覧頂けます。
  ご住所を確認出来る証明書(運転免許証、保険証など)をご持参ください。
主催:(公財)武蔵野文化事業団、武蔵野市、武蔵野市非核都市宣言平和事業実行委員会
協力:クレヴィス、フレームマン、フォトグラファーズ・ラボラトリー
住所:〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号 FFビル7階
TEL:0422-22-0385・
URL:武蔵野市立吉祥寺美術館

】壊れた窓からのぞく少女 (コソボ、1999年)
】壊れた窓からのぞく少女 (コソボ、1999年)
【右】カリマ (アフガニスタン、2002年) ⓒ Yoshino Oishi
【右】カリマ (アフガニスタン、2002年) ⓒ Yoshino Oishi

 写真家・大石芳野は約40年余りにわたり、戦争の犠牲になった人々を取材し、悲惨な傷跡に苦しむ声に向き合い、レンズを向けることで、平和の尊さを問い続け、子どもたちの悲しみやつらさ、悔しい思いを全身で受け止め、その未来をもカメラに収めて来ました。本展では、戦禍に苦しむ世界の子どもたち、そして、武蔵野市内をはじめ、少年少女時代に第二次世界大戦の犠牲となり、苦しみを抱えつつも戦後を生き抜いてきた国内の人々の姿を取り上げます。
 大石は、被写体の内面を写し出したいときにモノクロームを選択することが多いといいます。枯葉剤、不発弾、虐殺、破壊、民族浄化、紛争…。ベトナム、ラオス、カンボジア、アフガニスタン、コソボ、スーダンと、子どもたちの真剣で鋭い瞳が伝える、「戦争はもう嫌だ」というメッセージが、作品を通して多くの人に届くように。東京、沖縄、広島、長崎…。彼らの少年少女時代に、第二次世界大戦がありました。人々が心身に受けた深い傷は、今もなお癒えることはなく、子どもの頃のまま、その瞳には「戦争をもう繰り返してはならない」という魂の叫びが宿っています。
 「みんな昔は子どもだった」と大石はいいます。本展に際して、大石は子どもの頃に戦争を体験した、武蔵野市内に住む7人を新たに取材。大石のレンズ越しに私たちに届く、7人の先達の瞳から、「平和であることの尊さ」が伝わるようにと切に願います。
*武蔵野市平和の日条例制定10周年記念事業
昭和19年、「中島飛行機武蔵製作所」を標的に市内に初めて空襲のあった「11月24日」は、平成23年に「武蔵野市平和の日」と定めらました。市は平和都市として未来の子どもたちに平和な世界を継承していくために、戦争の悲惨さと、平和の大切さを発信し続けていくことが必要であると考え、さまざまな平和事業を行っています。本展はそのひとつとして位置づけられており、(公財)武蔵野文化事業団、武蔵野市、武蔵野市非核都市宣言平和事業実行委員会の共催として、吉祥寺美術館にて開催されるものです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「式年遷宮と日本伝統工芸-不変のフォームと古からのアート-」式年遷宮記念神宮美術館
  2. 「没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる」東京都写真美術館
  3. 「芝辻理右衛門家文書と堺の鉄炮鍛冶」堺市博物館
ページ上部へ戻る