田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館

田部光子《魚族の怒り》1959年 福岡市美術館蔵

名称:田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館
会期:2022年1月5日(水)〜3月21日(月)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
  ※いずれも最終入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日
  ※ただし、2022年1月10日(月・祝)は開館し、1月11日(火)は休館。
会場:コレクション展示室 近現代美術室A・B
観覧料:一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
  ※( )内は20 名以上の団体料金。
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人福岡文化財団
住所:〒810-0051 福岡市中央区大濠公園1-6
TEL: 092-714-6051(代表)
URL:福岡市美術館

田部光子《人工胎盤》1961年(2004年再制作) 熊本市現代美術館蔵
田部光子《人工胎盤》1961年(2004年再制作) 熊本市現代美術館蔵
田部光子《プラカード》1961年 東京都現代美術館蔵
田部光子《プラカード》1961年 東京都現代美術館蔵

田部光子(1933年生まれ)は日本統治下の台湾に生まれ、1946年福岡に引き揚げ、絵画を独学し、「九州派」の主要メンバーとして活動、その後も福岡の美術界だけでなく、女性たちをも牽引してきた美術家です。同時代の社会の動きに敏感に反応し制作した《プラカード》や非常に早い時期に発表されたフェミニズム・アートとして近年注目を集める《人工胎盤》をはじめ、実体験と日々の思考から生まれた作品は、今も観る者に強く訴えかけます。
本展覧会では、1974年に主宰した「九州女流画家展」などこれまでほとんど紹介されることのなかった1970-80年代を含む、「九州派」時代から現在までの田部光子の活動を、作品と資料によって明らかにしていきます。それは、ひとりの表現者が社会のさまざまな障壁に立ち向かい、不平等に抗い、人々の背中を押し、なにより楽しみながら美術によって世の中を変革しようと走りつづける軌跡でもあります。
「希望を捨てるわけにはいかない」――座右の銘だというこの言葉は、田部の美術家としての姿勢を表しています。

田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館
田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館
田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館
田部光子展「希望を捨てるわけにはいかない」福岡市美術館

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