「水の風景」ポーラ美術館

クロード・モネ《バラ色のボート》1890年

名称:「水の風景」ポーラ美術館
会期:2021年9月11日(土)~2022年3月30日(水)
会場:展示室5
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  年中無休(悪天候による臨時休館あり)
住所:〒250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL:0460-84-2111
URL:ポーラ美術館

エミール・ガレ《水の妖精文鉢》1884-1889年
エミール・ガレ《水の妖精文鉢》1884-1889年

古来より芸術家たちは、生命の源であり、大いなる自然を形づくる、水にまつわる場面を描いています。クロード・モネが〈睡蓮〉の連作を発表した際、その個展では「水の風景」という言葉がタイトルとして使われました。この言葉は、画面のほとんどを水面が占めるこの連作にふさわしいものであるとともに、生涯にわたってセーヌ河やジヴェルニーの池といった、水辺の情景を描き続けたモネならではのものであると言えるでしょう。
水というモティーフに魅了されたのは、モネだけではありません。流動的でそのかたちを留めることなく、自然の光を反映しながらさまざまに表情を変える水の様相は、洋の東西を問わず、芸術家たちのインスピレーションの源となってきました。
海や川、そして湖のほとりで水辺の景観を細やかに観察したものから、絶え間なく変貌するその光景に触発され、現実には見られない神秘的な情景を描き出したもの、そして水にまつわる物語に取材したものまで、その表現は多岐にわたっています。
今回の展示では、ポーラ美術館の西洋絵画、日本の洋画、日本画、ガラス工芸のコレクションから、水にまつわる選りすぐりの名品をご紹介します。

中村彝《泉のほとり》1920年(大正9)
中村彝《泉のほとり》1920年(大正9)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「冬のけしき」夢二生家記念館・少年山荘
  2. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  3. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
ページ上部へ戻る