「華やぐ舞台と女性~新春 押絵羽子板とともに~」鎌倉市鏑木清方記念美術館

「華やぐ舞台と女性~新春 押絵羽子板とともに~」鎌倉市鏑木清方記念美術館

名称:「華やぐ舞台と女性~新春 押絵羽子板とともに~」鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期:〈前期〉2021年12月2日(木)~12月19日(日)
   〈後期〉2021年12月22日(土)~2022年1月10日(月・祝)
開館時間:午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
  換気清掃時間:13:00~13:30(一時閉館するため、ご入館いただけません)
  ※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休館日:毎週月曜日≪1月10日(月・祝)は開館≫、12月21日(火)、12月29日(水)~1月3日(月)
観覧料:一般 200円、小・中学生 100円
住所:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
TEL:0467-23-6405
URL:鎌倉市鏑木清方記念美術館

 江戸っ子の芝居好きはよく知られていますが、時代が明治に移り変わっても、東京の市井の人々の間では、芝居が娯楽として変わりなく親しまれました。明治初期に東京の下町に生れ育った清方は、両親から影響を受けて芝居を愛好し、若き日は役者になることを夢見たこともありました。
 やがて挿絵画家として歩み始め、演劇雑誌に劇評や舞台上を写したスケッチ、そして登場人物の麗しい姿を口絵に描き、その細やかな観察眼と表現力が高く評価されました。また、日本画作品においても、好んで舞台の美に取材しました。中でも京鹿子娘道成寺の花子や本朝廿四孝の濡衣に関心を寄せて描いたといいます。
 さらに明治時代の劇場空間や観劇に訪れた人々にも画趣を感じ、幕間の様子や、升席で楽しむ女性たちなど、今では文化史的にも貴重な往代の風俗を作品に残しています。
 本企画展では清方の芝居絵と共に、押絵羽子板≪明治風俗十二ヵ月≫など新春の風情豊かな作品も併せて紹介いたします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る