名称:「會津八一と茶の湯の世界」新潟市會津八一記念館
会期:2021年 10月2日(火)~12月12日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(午後5時30分まで受付)
休館日:月曜日(※ただし祝日の場合は翌日)
観覧料金:一般 600円、大学生 300円、
高校生 200円、小・中学生 100円
※団体20名以上2割引、土日祝日は小・中学生無料
主催:新潟日報社、BSN新潟放送、新潟市、公益財団法人會津八一記念館
協力:淺川園、今成漬物店、大阪屋、里仙、高橋酒造
後援:読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、朝日新聞新潟総局、産経新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、共同通信社新潟支局、時事通信社新潟支局、NHK新潟放送局、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、 胎内市
住所:〒950-0088新潟県新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ5階
TEL:025-282-7612
URL:新潟市會津八一記念館
茶道の世界では、主人と賓客がお互いの心を和らげて慎み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にする「和敬清寂」という精神性を大切にしてきました。
この「和敬清寂」の語句をたびたび揮毫した會津八一は、独酌あるいは風雅な客との対酌の後、かならず抹茶を喫する習慣がありました。早稲田大学時代の門下生によると、酒を飲んだ後に、養女のきい子が点てたお茶をおいしそうに味っていたといいます。しかも、その様子は大らかで、堂奥に入ったものだったそうです。
八一はお茶を点てて来客をふるまうことはしませんでしたが、茶の湯との関わりが少なからずありました。晩年は、新潟市にある北方文化博物館分館に住み、分館の茶室開きのお祝いに「坐忘」の書を贈呈し、またその茶室を「坐忘」と命名しました。さらには茶碗の鑑定を行ったり、川喜田半泥子や齋藤三郎ら陶芸家との交わりもありました。
1951(昭和26)年には、裏千家淡交会初代新潟県支部長に就任しました。これは、新潟を代表する文化人として八一に白羽の矢が立ったものと思われます。
本年は、裏千家淡交会新潟支部創立70周年と、八一生誕140年にあたります。この節目に、「八一と茶の湯」をテーマに開催します。展覧会では、京都の裏千家センター内にある茶道資料館をはじめ、北方文化博物館などの所蔵品を中心とした作品資料で、多岐にわたる八一と茶の湯との接点を紹介します。
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