「アートドキュメント2021 占部 史人 展ガンジス河の砂の数ほどの孤独”Solitude” Just like Sand from the Ganges River」金津創作の森
名称:「アートドキュメント2021 占部 史人 展ガンジス河の砂の数ほどの孤独”Solitude” Just like Sand from the Ganges River」金津創作の森
会期:2021年11月6日(土)~12月12日(日)
時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
会場:金津創作の森美術館 アートコア、野外
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
観覧料:一般 600円(400円)、65歳以上・障がい者 300円
障がい者の介護者(当該障がい者1人につき1人)・高校生以下 無料
( )内は20名以上の団体割引
主催:(公財)金津創作の森財団
共催:あわら市 あわら市教育委員会 福井新聞社
後援:福井県 (公財)福井県文化振興事業団 北國新聞社 富山新聞社 FBC 福井テレビ FM福井 福井ケーブルテレビ・さかいケーブルテレビ (一社)あわら市観光協会 月刊URALA編集室
助成:(一財)自治総合センター
協力:静岡大学・地域創造学環 あわら市郷土歴史資料館
住所:〒910-0004福井県福井市宝永3-12-1
TEL:0776-21-0489
URL:金津創作の森
アートドキュメント24回目は、静岡市在住の造形作家 占部史人氏の個展を開催します。浄土真宗の寺に生まれた作家は、廃材や捨てられたものすべてに魂が宿るという考えから、拾い集めた素材をアート作品化し、新たな命を吹き込んで、再び世に送り出す活動を続けています。その根底には「全ては流転する」という仏陀の精神が流れています。展覧会タイトル「ガンジス河の砂の数ほど」は、仏典で「無数の」という意味で使われる「恒河沙(ごうがしゃ)」から名付けられました。考古学に興味があり、その土地固有の歴史や風土から着想を得て、地域ならではの素材から生まれる占部作品は、どこか懐かしく人を和ませます。
ステイホーム中に制作した《箱の生活》は、ウィルスの見えない恐怖と向き合う世界中の人々が感じる「無数の孤独」に対する作家自身の想いが込められています。メインとなる最新作では、宇宙空間に漂う星々に見立てた宙づりの縄文土器やガラス製の矢じりが、時空を超えても変わらぬものの象徴として表現され、壮大な古代へのロマンを感じさせます。また聖なる「ガンジス河」から派生して、乾いた大地を潤す「川の流れ」をテーマに、古紙に描いた大作のドローイングも展示します。そして森の中には、ブリキ板で作ったトラックやショベルカーなど、ユニークな野外展示も行います。それらはコロナ禍中の現代人の孤独を象徴しながらも、小さなオブジェが発する夢や希望を託しています。夏季に現地制作したアトリエ小屋《UFO STUDIO mini》を会場内に移設するなど、金津創作の森でしか実現できない、心癒される占部ワールドをぜひご体感ください。
プロフィール
占部 史人(うらべ ふみと)
1984年愛知県西尾市生まれ。愛知県立芸術大学博士後期課程修了。浄土真宗の寺院で育ち、幼少の頃から仏教思想の影響を受ける。全てのものが流転することをテーマに、拾い集めた素材を用い、ドローイングや立体造形の作品を制作している。2013年ジャルジャ・ビエンナーレ優秀作品賞受賞。2014年個展「7つの夜の海」愛知県美術館。2018年水と土の芸術祭(新潟市)に参加。現在、静岡大学 教育学部 地域創造学環 講師。
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