「第68回 日本伝統工芸展 金沢展」石川県立美術館

「第68回 日本伝統工芸展 金沢展」石川県立美術館

名称:「第68回 日本伝統工芸展 金沢展」石川県立美術館
会期:2021年10月23日(土) ― 2021年11月3日(水)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休館日:会期中無休 最終日は17時閉室。
会場:第7展示室、第8展示室、第9展示室

観覧料: 一般 大学生 高校生以下
   個人 700円 400円 無料
   団体 600円 300円
   無料
   ※周辺の文化施設との相互割引あり。対象展覧会の入場券の半券をご提示いただくと、割引料金でのご入場が可能です
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

日本工芸会総裁賞《風通織木綿着物「青海」》小林佐智子(愛知)
日本工芸会総裁賞《風通織木綿着物「青海」》小林佐智子(愛知)

 我が国は、四季の気候条件に恵まれ、多様な自然環境を形成しています。その中で、各地の風上に根ざした工芸品が生み出され、伝統技術を大切に継承し発展させてきました。日本伝統工芸展は、この優れた伝統技術の保護と後継者の育成、ならびに伝統工芸に対する普及を目的として、毎年開催されるものです。
 日本伝統工芸展は本年で68回目を迎えます。陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の7部門の入選作品560点(遺作1点を含む)の中から、受賞作および重要無形文化財保持者(人間国宝)・鑑審査委員・受賞者の作品、石川・富山・福井の作家の入選作品を含め、約320点を展示します。
 人形部門では、高田和司氏が《木芯桐塑和紙貼「蒼天」》で高松宮記念賞を受賞しました。高田氏は、本展には令和元年度に初入選しており、今回初受賞となります。
 漆芸部門では、水口咲氏が《乾漆箱「新雪」》でNHK会長賞を受賞しました。人間国宝・小森邦衞氏に師事し、やわらかな肌合いの塗立について研究を重ね、第62回で初受賞、今回2度目の受賞となります。また、同じく漆芸部門で富山県からしんたにひとみ氏が《乾漆銀平文はちす箱》で朝日新聞社賞を受賞しました。しんたに氏も第65回で初受賞、今回2度目の受賞となります。
 今回石川県の入選者は60名、県別の入選者数としては全国一です。本稿で紹介した受賞者以外にも、県内外の工芸作家が受け継がれた技術を研鑽し、作品を発表しています。時を超えた名品が生まれる、伝統工芸最高水準の公募展を、本年度もどうぞお楽しみください。

文部科学大臣賞《黒檀嵌荘匣「深山の彩」》三浦信一(兵庫)
文部科学大臣賞《黒檀嵌荘匣「深山の彩」》三浦信一(兵庫)
東京都知事賞《蠟型鋳銅花器》高橋阿子(京都)
東京都知事賞《蠟型鋳銅花器》高橋阿子(京都)
NHK会長賞《乾漆箱「新雪」》水口咲(石川)
NHK会長賞《乾漆箱「新雪」》水口咲(石川)
朝日新聞社賞《乾漆銀平文はちす箱》しんたにひとみ(富山)
朝日新聞社賞《乾漆銀平文はちす箱》しんたにひとみ(富山)
日本工芸会会長賞《窯変筒花器》羽石修二(茨城)
日本工芸会会長賞《窯変筒花器》羽石修二(茨城)
日本工芸会保持者賞《桜拭漆器「望春」》甲斐幸太郎(大阪)
日本工芸会保持者賞《桜拭漆器「望春」》甲斐幸太郎(大阪)
日本工芸会奨励賞《硝子花入「五月雨」》安達征良(千葉)
日本工芸会奨励賞《硝子花入「五月雨」》安達征良(千葉)
日本工芸会新人賞《布目象嵌花文箱》近藤亮平(東京)
日本工芸会新人賞《布目象嵌花文箱》近藤亮平(東京)
「第68回 日本伝統工芸展 金沢展」石川県立美術館
「第68回 日本伝統工芸展 金沢展」石川県立美術館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る