名称:「近現代絵画・彫刻 優品選」石川県立美術館
会期:2021年10月23日(土) ― 2021年12月5日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休館日:無休
会場:第3展示室、第6展示室
観覧料:一般 大学生 高校生以下 65歳以上
個人 370円 290円 無料 290円
団体 290円 230円 無料 290円
※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館
日本画では特別陳列「松崎十朗展」にちなみ、金沢美術工芸大学で教鞭を執った作家、学んだ作家たちで同大学 日本画の系譜をコレクションから紹介します。同大学最初期の教員である畠山錦成の《澄秋》から、近年退官した仁志出龍司《ベンチ》、そして西山英雄《残照》など、金沢美大が生んだ日本画家の系譜の一端をご覧ください。
彫刻でも、戦後の混乱の中で金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)の創立に尽力した長谷川八十による《軍鶏》、卒業生であり教授としても関係した石田康夫による第3回改組日展特選受賞作《昇華》をご覧ください。
油彩分野では、秋の深まりを感じる作品を展示します。伊東哲《読書》は、3人の女性が1冊の本を読む様子を描きます。寄り添って読書する様子から、親密さが伝わります。作者は金沢市に生まれ、東京美術学校西洋画科で学びました。官展で入選を重ね、台湾では総督府嘱託として嘉南大圳のダム工事を記録、北京では教鞭をとりました。
版画には、インクを塗布する版面が凸・凹・平版など、面として使い分けた版の型式があります。凸版を代表するのは木版画、版材にくぼみをつくってそこにインクをつめる版の代表は銅版画、自由な描画が魅力のリトグラフは平版です。それぞれの版材でいろいろな技術を駆使し、版の魅力を競い合って作り上げた絵画をお楽しみください。
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