「Taisuke Sato 写真展「コウフクロン」(Eudaemonics)」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

「Taisuke Sato 写真展「コウフクロン」(Eudaemonics)」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

名称:「Taisuke Sato 写真展「コウフクロン」(Eudaemonics)」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2022年01月11日-2022年01月16日
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
時間:11:00~18:00
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

働きすぎて疲れてしまっている人々、単独世帯が多く、自殺率の高い日本の社会。近年になってようやくメンタルヘルスに関しての法整備がされつつありますが、それでも依然として多くの人が苦しみに悲鳴をあげています。
人は自身の幸福を望み、その幸福感の中にある人もいれば、幸福という言葉に虚しさを感じるのみで、孤独や愛の欠乏、喪失、疎外、憂鬱、嫉妬といった辛い感情に苦しむ人もいます。
際限なく不毛な感情に囚われてしまうと、視野が狭くなっていきます。そして気が付かないままに自分で自分の首を締めていき、いつも不幸だと嘆いては人を遠ざけ、死にたいという感情が頭の中を支配して行きます。
しかし、世界というものは自分が見ている「表象」であり、どのような視点と意志を持つかによって、異なる世界をみることができるということでもあります。これを可能にするために、私はそこに写っている事象に対して社会心理的な考察をすることによって、それと社会との関係性を見い出すという手法をとっています。それは、一人称の視点ではなく、社会から見た視点を持たせることです。これは多様性を認知すること、人の様を許すこと、世の中の全ては儚く美しいものだと感じることであります。この「無常感」と日本の美意識である「もののあはれ」への意識的な視点の転換が、人が幸福になる道であると考え、今回「コウフクロン」(Eudaemonics)という作品にまとめました。
今回はその一連の作品に加えて、2021年の7月から10月の間でニューヨーク、コロンビア、イタリアで撮影した写真も展示します。これらそれぞれを見ていく中で、私たちがどう生きるかという気づきも得られるように思います。
2022年1月 Taisuke Sato

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
  2. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  3. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
ページ上部へ戻る