名称:春季展「戦国最強の家老―細川家を支えた重臣松井家とその至宝―」永青文庫
会期:2022年3月12日(土)~5月8日(日)
会場:永青文庫
開館時間:10:00~16:30 (入館は16:00まで)
休館日:月曜日(ただし3/21 は開館し、3/22 は休館)
入館料:一 般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
住所:〒112-0015東京都文京区目白台1-1-1
TEL:03-3941-0850
URL:永青文庫
細川家は初代・藤孝(ふじたか)が信長に仕えて以来、江戸時代の終焉まで国持大名として存続しました。織田・豊臣・徳川と政権が移行する過程で滅亡した大名家が多いなか、このように長きにわたって存続できた背景のひとつには、細川家筆頭家老・松井家の活躍がありました。
松井家初代・康之(やすゆき)(1550 ~ 1612)は武略にすぐれ、数々の戦功を細川家にもたらしました。とりわけ秀吉からその働きが評価され、直参大名取り立ての申し出を受けるも、細川家への忠義から固辞しています。二代・興長(おきなが)(1582 ~ 1661)は主君に対しても忌憚のない意見を述べ、50年にわたって細川家を支え続けました。そうした細川家にとって最も重要な家老であった松井家の文物は、今も熊本県八代(やつしろ)市の松井文庫に継承されています。
松井文庫には、康之と興長が深い関係を築いた千利休や古田織部、剣豪・宮本武蔵ゆかりの史料や作品も現存しています。利休が秀吉の勘気に触れて京を追われたとき、見送りに来てくれた細川家二代・ 忠興(ただおき)と織部への感謝の気持ちを康之に言づけた手紙や、興長の仲介により熊本藩細川家に客分として招かれた武蔵の水墨画など、貴重な品を多く含みます。
本展は、永青文庫と松井文庫の伝来品により、主君と家老の関係を東京で初紹介するものです。利休、武蔵らの名品を一堂に展覧するとともに、康之と興長の活躍ぶりを史料から辿り、最強の家老たるゆえんを探ります。
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