「妙見信仰と八代」八代市立博物館未来の森ミュージアム

「妙見信仰と八代」八代市立博物館未来の森ミュージアム

名称:「妙見信仰と八代」八代市立博物館未来の森ミュージアム
会期:令和3年(2021)10月22日(金)~11月28日(日)
休館日:毎週月曜日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一 般800円(640円) 高大生500円(400円)
  ( )内は20名以上の団体料金 *中学生以下は無料
  障がい者手帳などをご提示の方は無料
  11月3日(水・祝)文化の日はすべての来館者無料
会場:本館2階特別展示室・1階第二常設展示室
主催:八代市立博物館未来の森ミュージアム・八代市・熊本日日新聞社
協賛:八代市立博物館友の会
住所:〒866-0863熊本県八代市西松江城町12-35
TEL:0965-34-5555
URL:八代市立博物館未来の森ミュージアム

当館秋季特別展覧会は、八代の歴史と文化を日本の文化史全体の流れの中で考えるものです。八代では、7世紀後半に亀蛇に乗った「妙見」が海から渡来してきたという伝承があり、八代妙見宮(現八代神社)や妙見祭は今なお私たちの身近な存在です。通算30回目となる今回は、この基層となる妙見信仰をテーマとした展覧会を開催します。
 そもそも「妙見」とは不動の星である北極星(北辰)やその周りにある北斗七星を神格化したもので、仏教伝来とともに日本にもたらされた信仰です。「妙見」は国土を守護し、人々に福寿をもたらす菩薩として、奈良時代には畿内を中心に人々の間で信仰されはじめ、平安時代以降は、国土守護、除災延命のみならず広く現世利益をもたらすものとして、各地で信仰されるようになります。その一方、「妙見」は密教・道教・陰陽道などの要素を取り込み、妙見菩薩や尊星王、玄天上帝、真武神など、時代や状況により名前や姿を変えて人々に信仰されました。「妙見」には何かしら固定化したカタチがあるのではなく、時代と共に変容してきたところに信仰の特徴があるのです。
 八代の「妙見」もまた、古代から現代に至る激動の歴史の中で、さまざまに変化しながらも尊崇を集め続けてきたことが、近年の調査で少しずつわかってきました。全国の中でも特に長い歴史を誇る八代の「妙見」の深層に迫ることは、八代および日本の文化史解明の一助となるでしょう。
 本展では、各地に現存する絵画・彫刻作品などを通してさまざまな妙見信仰の歴史を紹介するとともに、八代の妙見信仰に関する歴史資料・美術作品を一堂に展示し、かつての八代の妙見信仰がどのようなものであったかを解き明かします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  2. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  3. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
ページ上部へ戻る