名称:「名画の殿堂 藤田美術館展 ―傳三郎のまなざし―」奈良国立博物館
会期:令和3年(2021)12月10日(金)~令和4年(2022)1月23日(日)
会場:奈良国立博物館 西新館
休館日:毎週月曜日及び年末年始(12月28日~1月1日)、1月11日(火)は休館
※ただし1月3日(月)・10日(月・祝)は開館
開館時間:9時30分~17時
※入場は閉館の30分前まで
観覧料金:一般 1,200円
高校生・大学生 1,000円
前売券はありません。
主催:奈良国立博物館、朝日新聞社、NHK奈良放送局、NHKエンタープライズ近畿
特別協力:藤田美術館
協賛:大成建設、ライブアートブックス
協力:Osaka Metro、日本香堂、仏教美術協会
住所:〒630-8213奈良県奈良市登大路町50
TEL:050-5542-8600
URL:奈良国立博物館
本展は2019年春に開催した特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展」の続編で、今回は藤田美術館の所蔵品のなかから絵画作品を中心に構成し、様々な時代の名品を一堂にご紹介いたします。
明治時代に活躍した大阪の実業家であった藤田ふじた傳三郎でんざぶろう(1841~1912)の蒐集にはじまる藤田美術館の絵画コレクションには、日本絵画史を通史的に把握するために十分な質と量の作品が所蔵されています。本展ではコレクションの礎を築いた藤田傳三郎がどのような意識をもって美術品蒐集を行ったかに注目しつつ、各時代の名品を展示いたします。
また本展では、全74件の展示作品中、初公開作品が24件、藤田美術館外での公開が初めてとなる作品が19件を数えます。これらは、近年藤田美術館と奈良国立博物館が共同で行った所蔵絵画の調査によって確認された隠れた名品群です。本展では、国宝や重要文化財に指定されるコレクションを代表する絵画作品とともに、こうした隠れた名品をご覧いただきます。
2022年4月に控えた藤田美術館のリニューアルオープンを前に、コレクションの魅力を一層深く味わっていただく機会となれば幸いです。
明治35年(1902)頃
京都画壇の巨匠・竹内栖鳳(たけうちせいほう)の代表作。明治33~34年の渡欧後にライオンの絵が評判となった栖鳳が、明治37年に開催された米国・セントルイス万国博覧会に出品する刺繡壁掛の下絵として描いたものと指摘される。日本画の技法を用いて金地を背景に堂々としたライオンの姿を描く、藤田美術館の近代絵画を代表する傑作。
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