「御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」サントリー美術館

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 正倉院事務所蔵

名称:「御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」サントリー美術館
会期:2022年1月26日(水)〜2022年3月27日(日)
  ※作品保護のため、会期中展示替を行います
会場:サントリー美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  ※金・土は10:00~20:00(最終入場時間 19:30)
  ※2月10日(木)、3月20日(日)は20:00まで開館
休館日:火曜日 
  ※3月22日は開館
観覧料:一般 1,500円(1,300円)
  大学・高校生 1,000円(800円)
  ※( )内は前売料金
住所:〒107-8643東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
TEL:03-3479-8600
URL:サントリー美術館

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 表 正倉院事務所蔵
模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 表 正倉院事務所蔵

天皇陛下の御即位をはじめとする皇室の御慶事を記念し、正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一堂に公開する展覧会を開催します。
正倉院宝物とは、奈良・東大寺の倉であった正倉院正倉に伝えられた約9000件におよぶ品々です。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、その多くが奈良時代の作で、調度品、楽器、遊戯具、武器・武具、文房具、仏具、文書、染織品など多彩な分野にわたります。中には、西域や唐からもたらされた国際色豊かな品々も含まれるなど、天平文化華やかなりし当時の東西交流もうかがい知ることができます。しかし、1300年近くという長い時代を経て今日にいたる正倉院宝物は、きわめて脆弱であるため、毎年秋に奈良で開催される「正倉院展」で一部が展覧される以外はほとんど公開されてきませんでした。
正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良・東大寺で開催された奈良博覧会を機に始められました。明治時代後半より、宮内省正倉院御物整理掛のもとで、模造製作は修理と一体の事業として取り組まれましたが、昭和47年(1972)からは宝物を管理する宮内庁正倉院事務所によって宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作が行われるようになります。以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきました。
本展は、これまでに製作された数百点におよぶ再現模造作品の中から、選りすぐりの逸品を一堂に集めて公開するものです。再現された天平の美と技に触れていただくとともに、日本の伝統技術を継承することの意義も感じていただけることと思います。

模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 裏 正倉院事務所蔵
模造 螺鈿紫檀五絃琵琶 裏 正倉院事務所蔵
模造 酔胡王面 正倉院事務所蔵
模造 酔胡王面 正倉院事務所蔵
模造 黄銅合子 正倉院事務所蔵
模造 黄銅合子 正倉院事務所蔵
模造 黄銅合子の表面を削っている様子 正倉院事務所蔵
模造 黄銅合子の表面を削っている様子 正倉院事務所蔵
模造 七条織成樹皮色袈裟 正倉院事務所蔵
模造 七条織成樹皮色袈裟 正倉院事務所蔵
模造 螺鈿箱 正倉院事務所蔵
模造 螺鈿箱 正倉院事務所蔵
模造 金銀鈿荘唐大刀 正倉院事務所蔵
模造 金銀鈿荘唐大刀 正倉院事務所蔵
模造 続修正倉院古文書 第二十巻 国立歴史民俗博物館製作
模造 続修正倉院古文書 第二十巻 国立歴史民俗博物館製作
正倉院正倉 外観 正倉院事務所蔵
正倉院正倉 外観 正倉院事務所蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る